SSブログ

iOS の Wi-Fi モジュール電気喰い過ぎ! [睡夢庵の電脳環境]

【 iOS の Wi-Fi モジュール電気喰い過ぎ! 】

わたしの iPhone 6s は購入直後に iOS 12.3.1 にアップデートしましたが、どうも電池の減り具合が速いし、ゲージを見ているとその推移が異常です。

ネットで調べてみるとやはり同様の意見が多い様でいろいろな説明や対策が謳われているみたいです。

妙な具合だなとは思いながらもまぁ1日はもってくれていますので放置していましたが、3日前に今話題の“Smooz”というブラウザをインストールしてみて、その使い勝手の良さにちょっと使ってみるか。

ところが翌朝起きてアプリの操作をしようとして吃驚。 長枕の下に置いて寝ている iPhone と TAB4 が温かくなっています。

以前から双方で睡眠管理ソフトの「Sleep/Sleep maester」と「いびきラボ」をバックグラウンドで動かしたままで長枕の下に置いて寝ていましたがほんのりはありますが、あれ?と思うほどに温度が上がった事はありませんでした。

で、これらのアプリの結果を参照しながらデータ入力をしていたら、突然 iPhone の画面に広告が出てきてフォアグラウンドが“Smooz”に変わっています。 ??で見ていると広告が切り替わっていきます。 起動した覚えはないので両方を閉じてふとバッテリーゲージをみると 20% 近く一気に減っています。 今度は手動で“Smooz”を起動し、開いてあるタブを幾つか開いてみるとまた一気にダウンです。

これは酷いぞ、で、慌ててアンインストールです。
ただ、どう考えてもアプリでこれほど急に電力を消費する様なプログラムは無理。 で、どうやって確認する?

App Store で CPU/Battery等の温度計測をするアプリを探してみましたが Android の「Battery Log」のようにバッテリー容量の変化と時間、温度、電圧をプロットしてくれる様な物が見つかりません。 バッテリー温度を時系列に測定するものすらありませんでした。

じゃぁどうする。 仕方ありません、ラフに過ぎますが今まで使っていた「NK Battery」と「設定」-「バッテリー」のバッテリーの状態で見るしかなさそうです。

NK Battery の昨晩迄のプロットを眺めてみると急激に消耗しているのはいずれも Wi-Fi を使ってネットワークにアクセスをするアプリを動かした時に絞られました。 で、「App Store」、「DuckDuckGo」、「Safari」を操作してみましたが、いずれもほぼ変わらない消費を示しましたので、問題は iOS の Wi-Fi ドライバーにあるのでしょう。

で、“Smooz”だけの問題ではない事が明らかになりましたが、その後2日いつも通り長枕の下に入れて夜間の計測を行いましたが、朝温かくなる事はありませんでした。 差は“Smooz”がインストールされているか否かだけですので、原因はこのアプリにあると推測されます。

本来であれば“Smooz”を再インストールして、出す広告とその後の動作を確認して裏を取るというテストを行うべきでしょうが、もうこれを使う事はありませんので省きます(^^)

というのはこのアプリ、その課金がこの種のアプリとしてはちょっと首を傾げる額ですし、私自身の眼が眼ですから iPhone 等の様に小さな画面でブラウジングする事はほぼゼロですので、導入しても対費用効果がありません。
因みに 1か月 380円 3カ月 880円 1年 3880円となっている様です
また、無償の場合広告を出すだけならまだしも、アプリを立ち上げてしまうという行為が事実だったとしたら許容出来ませんので・・・

それにしても iPhone ページ切り替え/タスク切り替え、イライラさせられますね~
ストロークがある Touch ID センサーをペコペコ2度押し。 その点 Android の方が楽ですね。
それとアイコンのまとめ方も、iOS は9個 * ページなのでまとめると一覧性が失われるだけでなく1操作以上操作が増えてしまいます。
やはり後発の方がいろいろ操作性では優れるようですね。

で、ちょっとバッテリー消耗の確認です。

この原因がハードだったらガックリですがこれでインターネットを使う事はあまりないでしょうから、まぁあまり影響はないかな?

以下のネットワークアクセスを含む操作を各々5分間行って「HK Battery」の消費グラフで状況を確認してみました。

① DuckDuckGo で以下の操作を5分間行う。

  朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日経の各タブを開き、2~3項目
  ページを開く。

② Safari で同様の操作を5分間行う。 先に開きバックに回しておけば
  より近似させられてかもだが、入力に手間を取られたので半分も開けず。

③ App Store で「天気」、「健康」のキーワードで検索し、いくつか
  アプリのページを開き内容確認を行う。

④ Abema TV で「将棋」の放送を5分間視聴する。

⑤ YouTube 「ひかきんTV」「ヒカキンが選ぶマジでウマい菓子パン
  TOP5発表!」を5分間再生する。

夫々の実時間は
 アプリ等 稼働時間  消耗率 
・ YouTube17分40%
・ App Store8分14%
・ DuckDuckGo5分
・ Safari5分
・ AbemaTV5分
・ NKBattery4分12%
・ 設定3分21%
・ ホーム/ロック画面2分
・ 削除したApp
途中で使えるかもで
インストールしたアプリ
1分13%
・ Wallet1分

この消耗率と次の図のプロットされた消耗状態を見比べると、明らかにOS側の消耗率捕捉に異常がある様です。 ほぼ消耗しないところと異常に消耗している部分の状況が捉えられていない事が分かります。

201900611_6s_HK-Battery_Prot.jpg以上の結果が左の図です。 僅か1時間半弱でこれです。 これだと Wi-Fi を多用する方だととてももたないでしょうね。
わたしの場合は、オフラインで使うアプリが多いので上手くやれば現状の電池の状態でも1日1回の充電でギリ済みそうですが。

下の図は上記の確認終了迄のバッテリー容量推移を示したものです。
この図の前の睡眠時に“Smooz”による異常消費が起きて iPhone 6s が温かくなった為、確認作業を行っていますので、急激なバッテリー消費が至る所に表れています。 これは App Store で使えそうなアプリを探した時や Smooz/Safari/DuckDuckGo や Youtube を使ってみた際がほとんどです。
上図で Safari の消費量が少なく見えるのはページ検索の入力に時間を取られた為、実際にアクセス出来たページが半分にも満たない為だと思います。
また、NK Battery はイベントが発生しないとログを取らないので Android の Battery Log の様に秒単位でみる事が出来ません。 なので操作側もザックリです。
201900611_6s_HK-Battery_Prot-2.jpg

リチウムバッテリーを使うシステムでは電池自体に過電流保護回路を持っていますし、大体80%を超えた辺りからトリクル充電(充電容量を徐々に落とし、最終的には自己放電量並みの充電電流迄落とすようになっているはずです。 また、一般的に90~95%迄落ちると充電を再開する様に回路が組まれています。 なので、しばらくの間であれば充電したまま放置したとしてもそれほど大きなダメージを電池に与える事はないはずです。

しかし、たまに充電が完了しても筐体温度が下がらなかったり、また温かくなり始める事があります。 電池制御にはソフトも絡んでいますので、こんな時はこれが誤動作していると考えて差し支えないと思います。
この場合は、充電ケーブルを抜くだけでなく、一度すべてのアプリを終了させ、OSを再起動する方が無難です。

そうそう、その他にもバッテリー絡みでオカシナ事が・・・

一つは充電が完了しても充電を止めずに放置すると徐々に本体上部が温かくなる場合と冷たいままの場合があります。 頻度的には温かくなる方が稀ですが、トリクル充電に入っていない?のではという事が。
もう一つの不思議な現象はツボに入ると1時間以上全く消費量が動かない事があります。 最初の内は30%台に入った所で発生していましたが、どうも一定ではない様です。 で、次に見るとドカンと消費していますが、そんな動作はさせていない・・・
この個体のハードの問題(中古ですのでバッテリーの素性が分からない)なのか、iOS の問題なのか・・・最終的な帳尻は合わせられている様ですが。

この辺りは全アプリのバックグラウンド動作や通知、ガジェットを禁止すれば起きなくなるのかもしれませんが、全部禁止は何の為のになってしまいますから、兼ね合いが・・・です。
で、今回状況を把握せずアプリが動作する確率を落とす為、アプリを手動アップデートに切り替え、通知、Siri提案共に2割弱迄削ってみています。 これで何か変化が出るか・・・


共通テーマ:日記・雑感