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心電図が採れるスマートブレスレット購入 [便利グッズ?紹介]

【 心電図が採れるスマートブレスレット購入 】

【2019/05/17 12:00 追記】

N58、本体は非常に気に入って使っています。 それと拾えるデータに関してもそこそこ精度がありますし。
なにしろ装着感が良い事、以前使っていたものよりも随分重いのですが重さを感じません。 そう、異物感がない。
それと視認性も良いので。
それとバッテリーのもちも。 16日目に入りますが、2回目充電後インジケータは未だ半分、1回の充電で1週間以上もつのは間違いありません。 毎日心電図計測を平均10回、校正を含めると多分200回位計測して、でです。

ただ、アプリがね~

最大の問題は一つのアクション毎に「アップロード中」と表示して輪っかが回り秒単位で待たされる事ですね。 アプリ内の定数から持って来ていると思われるページはすぐに出ますので、1件毎にネット越しのアクセスをしているのか1操作毎にイライラさせられます。 過去に遡って日を追う時が最悪です。
ECG側の血圧、心電図はそれなりの精度なのとバッテリーのもちで使っていますが、これがなかったら正直おさらばしたい位です。

このやり取りのせいか、心電図の計測結果が直後に消えたり、端末が側にないと心拍自動測定結果が飛んだりという問題が出ています。
本体側に測定結果を保持していないとは思えないのですが、リロードはしない様ですし次の測定時に2件分拾うという事もない様です。

そういう意味では本体の設計思想にも欠陥があるのかも。 常に電源が入ったアプリが起動された端末が側にあり、ネット接続が保証される前提でシステムを組むというのはこの種の製品では有り得ない。

本体と端末/アプリがある限り、過去のデータを保証出来るのであればいいのですが、たぶん現状では出来ないでしょう。
心電図は異常検出時と正常時の基準分を画面キャプチャで保存出来ますので最低限は確保していますが、後はサーバーが飛んだり、会社が潰れたり等色々な要因で全損になる覚悟をしておかねばなりません。 本体とアプリ/端末だけではアプリの操作はなにも出来ない様なので。

そうそう、このアプリの強制停止も出来ません。 アプリを停止しても通知領域にアイコンが出たままになっているので、これを止める為強制停止を押してバックグラウンドタスクを止めたのですが、一瞬消えますがまた復帰します。 この行為は私にとってはあってはならない行為、これがこの製品のアプリでなければ、即アンインストールする行為です。 ネットワークを切った状態でも復帰しますので嫌ならアンインストールしかないという事、心電図データを人質の様な物です。

【2019/05/14 09:00 追記】

本日06:00~07:30頃迄中国のネットワーク異常か「WearHeart」のサーバー異常かはわからないがアプリケーションサーバーに接続不能となった結果、この間過去のデータ全てを失ったに等しい事態になった。
サーバーに繋がらないと何も出来ないという事は常時データ喪失リスクを負うに等しい。 こんなアプリデザインはない。
データは端末側に保管し、ネットワーク接続が出来なくても ID/PW が正しければ過去のデータの参照は可能にすべきだ。
ユーザーはこの手のアプリにセキュリティマネージメントは求めていない。
最近こう言ったユーザーオリエンテッドではないアプリが増えて来た様に思う。
N58は過去のスマートブレスレットの中で最も良い出来だっただけに残念。
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毎年何度か結滞が気になる事があります。 この時期には時折血圧計で脈間隔で引っかかります。
私の父親の家系の男性はほとんど皆中年以降足の浮腫みと結滞を持っていますので、私にも遺伝しているみたいです。

感覚的には少し脈が薄く消える様な感じと何となく咳をしたくなるような違和感が生じます。
で、昔ですが胸が少し締め付けられる様な押さえ付けられる様な感覚が出て何度か病院に行ってみましたが、引っ掛かったのは一度だけ。 病院で心電図を採る時にはもう症状は消えていますのでまず引っ掛かりません。

で、症状が出た時にすぐに測る方法はないものかと探していましたが、当時は携帯型すらありませんでした。

最近オムロンや三栄メディシス等から小型の物出ていますが、携行型ではあるものの常時身に付ける形ではありませんし、個人用とではちょいと価格も・・・

現在迄スマートブレスレットを3機種程使ってみましたが、血圧、脈拍、睡眠品質いずれも満足の行くレベルには至っていませんでした。

で、次の物を物色していた所 ECG/PPG方式の物がポツポツ出て来ているのが気になり始めて。

オムロンのHCG-801心電計を買うか迷っていましたが、形状的に見て常時携行するには無理がありますし、計測の度に胸を開けねばなりませんので踏ん切りが付かず・・・
センサーを張り付けるタイプも常用は無理がありますし、このタイプのホルター心電計は個人用には・・・ですので選択肢がほとんどない・・・

少し前にECG方式の腕時計型の物の計測波形の画像を見かけて、素人でも差異が判るレベルに近いかも・・・それに腕に付けますので、異常を感じた時すぐに計測出来、その時の波形を記録しておけるというのは他にないメリット。

で、さっそくポチッと・・・



20190502_N85_package.jpg 20190502_N85_contents.jpg
20190502_N85_bracelet.jpg 【左上】 外装化粧筒の中に右側の
     箱が入っていた

【 上 】 内容物

*本体  スポンジの緩衝材の中に
*ガラス保護フィルム
*マニュアル 英語と中国語のみ

【左側の内箱】

*充電ケーブル(磁石式ケーブル)
*交換用ベルト(樹脂素材)
*ベルト交換用工具(ピン抜き用)
標準フェースの配置
歩いた距離    歩数
日-月-年 曜日
時 : 分
消費カロリー   心拍数
接続状態     電池残量

《仕様》

本体 外形寸法    : 横 43mm 縦 48.5mm 厚さ 13mm
   重  量    : 36.9g スチールベルト込み  66.8g
   バッテリー容量 : 250mAh(200mAh と記載した所も?)
             スタンドバイ=約15日
             使用時間=約5~7日
   充電方法    : 2ピン端子磁気吸着方式
             USB2.0以上 付属専用充電ケーブル
             1.5時間(2時間と記載した所も?)
   表示部     : 1.22インチ IPS 240x204
   操作部     : 龍頭型ボタン  長/短/3秒以上押しの3種
   通信方式    : Bluetooth 4.2
   計測部     : PPG 方式用  2穴光心拍センサー
             ECG 方式用  本体裏面  17mm間隙のプレート
                    本体前部外周金属部
   防塵防水性能  : IP67  生活防塵防水
   ベルト     : 銀又は黒の金属メッシュ、皮のタイプもある。
             予備ベルト  シリコンラバーのバックルタイプ
             これは親切、多分汎用品は使えないので。

端末 サポートOS   : Android 4.4以上 iOS 8.0 以上
             これらで動作するスマートフォン/タブレット

機能 時計      : 年/月/日 時/分  端末と同期
             秒はデジタルはドット点滅、アナログは秒針
   サポート言語  : 日本語含む  端末に同期
   歩数計     : 歩数、距離、カロリー消費量
   心拍計     : PPG方式  手操作及び24時間正時計測指定可
             ECG方式  本体/アプリ問わず計測値は保存
   血圧計     : PPG方式  手操作(計測値は保存されない)
             ECG方式  本体/アプリ問わず計測値は保存
   心電図     : ECG方式  本体/アプリ問わず計測値は保存
             表示/画像・PDF等による書き出し可
   睡眠モニター  : 加速度方式 基準睡眠期間 22:00-08:00
   スポーツモード :
    ランニング、ウオーキング、登山・・・活動時間、心拍数、歩数
    自転車、卓球、バドミントン、バスケットボール、サッカー
                   ・・・歩数に代えカロリ消費量
   タイマー    : 全日、曜日選択、単独 同時5本登録可能
   ストップウォッチ: 停止積算型   ラップ機能はない
   電話/リマインダ : 本体側に最後の3件を記録出来る。
   通知      : アプリからの通知   Line等9種
             端末から 薬飲み、水飲み、座り過ぎ、会議通知
   腕上げ点灯   : 端末画面の表示を龍頭押しを腕上げで代替する
   お休みモード  : 22:00~08:00 の間腕上げ点灯を殺す

20190502_N85_manual.jpg
マニュアルは中国語と英語のみで表裏印刷。 上記のマニュアルの画像は前後1ページを端折って中8ページを分割し4ページ上下に結合したものです。 文字はゴマメ、HAZUKI を掛けても全文読んで見る気にはなれませんでした。

表示についてはテキスト表記と思われる部分は日本語表記(翻訳レベルは?ですが)
画像に関しては英語表記のままの様です。 例えば「座り過ぎ警告」=sedentaryといった具合。

一度ざっくり訳してみようかと思いましたが、実操作の流れに即していないので必要な部分を摘み食いで使ってみました。
それに文字が私には余りにも小さいので、一度テキストエディタにでも落としてからでないと眼がオカシクなりそうで・・・
既に目がちらちら(^^;)。

それとこの機種についての期待は心電図のみ(^^)

・ 心拍は24時間ですが、数値的には最高・最低・平均・睡眠時平均のみで
  一日はグラフ表示。
・ 血圧は心電図計測時のみ
で、手首血圧計との差が小さければこれの採用もありますが・・・

アプリの考え方は Fit751 の系列でデータはグラフ化する等の工夫が少なく単発・散漫に提示されます。

現在過去の機種、Fit751 は毎朝血中酸素濃度測定にだけ使っています。
V07S は電池が衰弱してしまい使用不能、V10 は心拍/血圧の精度が今一つな上ソフトのアップデートの度に睡眠の精度が落ちていますので、現状は参考だけでデータは使っていません。

健康管理データはスマートブレスレットが示すものには信が置けず、TAB4 8 Plus 上で動かしている「Sleep」と「いびきラボ」いうアプリが睡眠系のデータソース、心拍・血圧は EW-BW10 での5回計測平均を使っています。

20190502_N85_ECG-PPG.jpg 20190502_N85_ECG_prot.jpg
測定結果参照画面ECG/PPG計測心電図

測定結果は上記の様な物で、波形は画面に表示した物をファイルで書き込みならばjpgでフォルダに入れる事が出来ました。 その他ファイルマネージャ系のアプリへの転送、PDFへの変換、GMail添付等色々な手段で転送が可能です。 同様な事は画面キャプチャーでも可能ですので、個人で通常との差異判断用には使えそうです。

上は本体でのECG心電図計測の実施動画です。

これ以降の説明部での黄色の文字部分については個人的に使用しないので未確認である事を示します。

《初期設定要領》

1. サポートアプリの入手とインストール

N85をサポートするアプリは「WearHeart」というもの。
Android は Google Play から、iOS は App Store からダウンロードする。
他に同じ作者の「WearHealth」というソフトがあるので注意。

2. スマホ/タブレットの Bluetooth/インターネット接続の確認

スマホ/タブレット側の Bluetooth 接続機器の一覧に出て来ない様だ。
通常はアプリ/本体双方から強制的に接続しているようだ。
スマートブレスレット類は端末側から離れる事が多いので最近はこのタイプが
多い。 接続出来るとユーザーページ2段目のバッテリーインジケータの列の
先頭にチェックマークが付き「連続済み」となる。

接続が切れるとここに「ブレスレット連続」と表示され、ここを押すと
デバイス検索のページが出る。
本体の電源を入れ端末の傍でデバイスの検索をすると捕捉すれば端末が
出てくるので、行をタップすれば接続される。

3. 接続と初期設定

端末側との接続が成立したら、アカウント登録をする。

- メールアドレスの入力
- パスワードの入力

接続が完了するとユーザー情報の設定画面に移る。

インターネット経由でサーバーにデータをアップロードしている様で、ログイン時にはインターネット接続が可能な状態でなければならない。ユーザー設定画面に「ログアウト」ボタンがある。

4. ユーザー設定画面

ここでは愛称(ニックネーム=ユーザー画面トップに表示される)、身長、体重、生年月日、性別、付ける腕、肌色の選択といった項目を設定する。

《N58本体操作に関する項目》

1. 全ての操作は本体右側竜頭の“押す”、“長く押す”の2動作で
  全ての操作を行う。 電源を入れる操作とフェース切り替えでは
  3秒間長押しという操作が加わる。

2. 時計のフェースは5種類あり

  フェース切り替えモードには時計表示画面で3秒間長押しすると次の
  フェースに切り替わる。 使用するフェースで放置すると画面が消え
  以降そのフェースが使用される。

   アナログ  一切デジタル表示なし  1種
   コンビ               2種
   デジタル              2種
   初期は青系のデジタル表示

3. 充電について

a) 充電時間   約1.5時間 充電が完了すると時間表示画面が出る。
b) 保管時    本体の電源を切って保管し、毎月一度充電する。
c) 充電ケーブル モジュール両端の磁石は吸着の為と接続極性を
         間違わない様双方逆極性になっている。

4. 竜頭を押して選択する機能(循環選択)

a) 歩数     現在の歩数
b) カロリー   消費カロリー
c) 移動距離   km表示
d) 心拍数    BPM表示  直ちに計測開始/終了は振動で知らせる。
e) 血圧     MmHg表示 同上
         ここでの計測結果はアプリには渡されない。
f) 心電計    長押しをし、画面が変わったら反対側の手の親指を時計
         外周金属部下側、人差し指を上側に当て画面を挟む様に
         持ち少し腕に押し付ける様にする。
         この測定結果はアプリに渡される。
         時計裏面の2つの接点と親指・人差し指が計測点になる。
g) 睡眠時間   当日の睡眠時間を表示する。 前日 22:00 から翌日の
         08:00 の間をモニタリングし、08:00過ぎに睡眠時間を
         表示する。
h) メッセージ  当初画面では件数が表示される。 最新の3件は保存される。
         長押しでメッセージが参照出来、その後(?)消える。
         使わないので未確認
i) スポーツ   長押しで種類選択に代わり、押すと種類が切り替わる。
         この機能は使わないので未確認
         種類は ランニング/速歩/山登り/自転車
             卓球/バスケット/バドミントン/サッカーの8種
j) タイマー   カウントアップタイマー 長押しで計測スタート
         計測中に押すと計測が停止し、もう一度押すと停止した
         時間からスタートする。 長押しで抜ける。
k) Find     携帯探し   使用しないので未確認
l) 電源オフ   モデルコード/バージョン/製品番号が表示されている。
         ON  電源が切れている状態で3秒間長押しする。
         OFF  電源オフ画面で長押しすると Yes/No 画面が出る。
            ここでもう一度押すとYes が赤に変わるので
            長押しすると“Goodbye"と表示、電源が切れる。
            放置すれば No 扱いで画面が消え時計モードに
            戻る。

《アプリケーションでの操作》

このアプリケーションの一番の問題点は使用するに当たってログオンが必要だがその為にはインターネットに接続されていなければならない点である。 その意味ではペアにする端末はセキュリティ上の問題がない(重要なデータを入れていない)ものを選ぶ方が無難。

画面最下段に「運動」、「健康」、「発見」、「ユーザー」のページを移るためのボタンがあります。

a) 運動(起動初期画面)

  上部に歩数と設定した目標に対する%が示されます。
  下部が3つに分かれ、
 ・ 上段の「靴マーク」に移動距離と消費カロリーが表示されこの
   フィールドを押すと明細ページに移る。 ここで過去のデータが
   見れる。
 ・ 中段の「睡眠」には今日の睡眠時間が表示され、このフィールドを
   押すと明細ページに移る。 ここでは睡眠の状態が示され、過去の
   データに遡れる。
 ・ 下段のPPG心拍数を押すと1時間毎の心拍数の測定値と睡眠時、平均
   最高、最低の心拍数が示され、過去のデータにも遡れる。

b) 健康(ECG方式での測定結果)

  ここで示される数値はすべてアプリ上もしくは本体側操作で測定した
  値になる。

  上部には HRVヘルスインデックスが示されます。
  この枠内に2つの計測ボタンがあります。
 ・ 測量校正    実測値と合わせる為の補正作業(要調整時)
    - 通常の拡張/収縮期血圧が判れば「血圧値入力」を選びこれを
      入力した上で測定する。
    - 分からない時は「血圧レベルの調整」を選び高低5段階から
      選択した上で測定する。

 ・ ワンタッチ測定(通常測定)
   測定開始ボタンを押して、反対の手の親指と人差し指でフロントベゼル
   上下を挟む様にして持ち計測終了を待つ。

☆ 心拍数変動指標(HRV)
  自律神経の揺らぎによる心拍数の周期性変動を心拍変動と呼び、
  心筋梗塞後の突然死との関連性が示唆され突然死予知法として検討されて
  来ており、これに基づく評価が行われている。

  下部には次の3つがある。

 ・ ECG 心拍数   直前の計測結果が表示されており、ここを押すと
           過去のデータを見るページに飛ぶ。
 ・ ECG 血圧    直前の計測結果が表示されており、ここを押すと
           過去のデータを見るページに飛ぶ。
 ・ 心電      ここを押すと過去の心電図を参照するページに飛ぶ。
           当日のページが表示され、測定した心電図の一覧が
           出る。 見たい日付のページを選択し、そのリストに
           ある時間の行を選択すると心電図再生のページに
           移る。 再生開始を押せば測定結果が画面上に波形
           として表示される。
           アプリ上で測定した場合は ECG/PPG 2種の波形が
           表示されるが本体で手動測定した場合は ECG 波形
           のみの表示となる。
           画面上部右側の心電図図面を押すと用紙にプロット
           した図が表示される。 ここで右上の送出ボタンを
           押すと下側に送り出せる相手が示されるので使う
           物を選択する。 jpeg/PDF 等に変換する事が可能。
           行のデータは出るものの心電図を取り込めていない
           事がある。 手操作/ワンタッチ測定双方で発生して
           いる。 頻度は4/18 22%はちょっと悪過ぎる。
           エラー内容は「心電図データがありません/ネット
           ワークをご確認下さい」と出るが今の所すぐに再測定
           が出来ているので、アプリ側の問題の様だ。

c) 発見    友達探しとなっているがこの用途で何の目的か不明。
        アプリ中の説明では複数人でアプリ/端末を使う場合の
        個人別設定用みたい。
        これは使用しない。
d) ユーザー

 ・ 先頭ページ
   - 最上段    フェース部   画像設定用のポップアップが出る
            その他の部分  ユーザーの個人要件設定に入る
     * 個人要件設定    愛称(ニックネーム)登録
                 身長/体重/誕生日/性別/付ける手と
                 肌の色を選択する。
     * パスワード変更
     * ログアウトボタン  サーバーとの接続を切るにはここで
                 ログアウトしなければならない様だ。
                 さもないとバックで繋がったままの
                 恐れあり。
   - 接続表示   Bluetooth 接続の状況とモデルとS/N 充電状態が
            表示されている。
   - 目標     歩く目標値の設定ページへ
   - 睡眠目標   睡眠時間の設定ページへ
   - 設定     本体に対する設定を行うページへ
   - カメラリモート    端末のカメラのシャッターを切る?
                使わないので未確認
   - ブレスレット探し   これを押すとブレスレットが振動するので
                探せるだろうという機能
   - 操作マニュアル * APP    アプリのバージョンを示す
             * 取扱説明   4種の基本画面の超簡略説明
             * よくある問題 簡単なQ&A
             * フィードバック

 ・ 設定

   最上段には MACアドレスと充電状態が表示されている。

   - 心拍数正時モニター このスイッチをオンにすると24時間
               1時間毎に心拍数を計測する。(PPG)
   - 腕上げ点灯     このスイッチをオンにすると腕を上げると
               画面が点灯するので時間確認が楽になる。
               節電するならオフだがその代わり毎回竜頭を
               押さねば画面が見れない。
   - 着信通知      使用しない
   - SNS通知     使用しない
   - お休みモード    22:00-08:00 の間は「通知機能」と
               「腕上げ点灯機能」がキャンセルされる。
   - 他の通知      特定アプリからの通知とブレスレットからの
               時間基準の通知設定の選択が出来る。
               Line/Skype/Twitter等や座り過ぎ/水飲み/
               薬等の時間通知がある。
               ブレスレットからの通知については条件の
               設定もある。
   - アラーム設定    最大5本のアラームを設定出来る。
               全日、週日と起動時間を設定する。
               アラーム画面は一度消えても暫く出続ける。
               アラーム画面で長押しで時計画面に戻る。
   - 時計フォーム    24/12時間表示の切り替え
   - 単位の設定     メートル/インチ表示の切り替え
   - リセット      未確認
               このページでの端末への設定のリセットか
               アプリ/本体双方への初期化かが不明なので
               怖くてやれません(^^;)
   - アップデート    本体側のファームバージョン表示

   - 解除        オレンジ色の解除ボタン

《総評》

外観  : 黒のメッシュ金属バンドを選んだので時計としてみても違和感は
      ほとんどない。 通常は画面が点灯していないのでそういう意味
      での違和感はある。 バンド留め具の裏側を見ると黒染めが
      回っておらず地肌が出ている。 こんなところが中華品質。

装着感 : 丸型の一般的時計の形状の為腕に対する接触面積が広いので
      自重 66.77g と重いが従来の縦長タイプのもの(25.72g)と
      比べて重量感というか異物感が少なく、寧ろ軽く感じる。
      縦長の物に比べ腕に残るセンサー部の痕の凹みもすくなく赤発も
      少ないのでカブレにくいのではないだろうか。

電池もち: 容量が 250mAh と大きいく仕様記載の5~7日はもつ様だ。
      心電図(血圧・心拍)10回/日以上、24時間心拍、3本アラーム、
      座り過ぎ警告、腕上げ点灯、お休みモード、通知・運動未使用と
      いう条件でジャスト8日経過でアプリ側ゲージが赤になった。
      電源をオフにして充電している時は竜頭をクリックすると
      充電状態が表示される。
      充電電流は レメカニケ USB Tester では 70mA
      ケーブルの抵抗値によって流れる電流が変わるし微弱電流
      過ぎるので計測値は?。
      仕様の半分位ですが充電容量/時間は132mAh/1時間47分

時計表示: フェイスの種類は5種と多くはない。 ただ表示面が大きいので
      デジタルの場合の文字サイズ、アイコンも従来の物よりも
      見易く感じる。 アナログには秒針があるのでまぁ使える。
      コンビには秒針がない。

腕振り : 腕振りによる表示反応は初動はちょっと遅めか。
      表示時間は約5秒で老眼+αの私にはギリギリの視認性。

バイブ : 大きさと重量との関係があるのかもしれないがすこし大人しい。
      腕にしていたら十分に気付くレベルにはある。

歩数計 : 腕に付けるのでやはり多く出るのは致し方がない。
      過去の計測結果で-3~-5% だった V10 と比べ +6% 位なので
      一般的歩数計の計測誤差範囲に入っていると思う。
      ただ座ってパソコンばかり触っていると進みは大きい。
      この場合は V10 より 17% 大きく出るが他のブレスレットは
      2倍を超えるので許容範囲の精度だと思う。
心拍計 : PPG定時計測
      毎時計測の計測値もV10/V07Sに比べちゃんと変動幅が
      ある数値を示す。 手首血圧計で出る計測範囲内で変動して
      いる様なので、PPG(光センサー)測定の結果の精度も
      高いと思う。 ただ、昼間今までに3回データが飛んでいるが
      本体側の記憶域が1回分しかないという疑いあり。
      次の測定タイミング過ぎ迄端末から離れていた気がする。
      ECG計測   ほぼ手首血圧計と近い値に収まる。

血圧計 : PPG計測   本体側にのみ用意されているが、この結果は
              アプリには保存されない。
      ECG計測   ほぼ手首血圧計と近い値が出る。

ECG計測の結果は本体、アプリ共に手動であり、計測結果はアプリに保存
される。 アプリからのECG計測ではPPGでの計測波形も同時に記録
されている。

(参考)

手首型血圧計公称精度   血圧 ±3mmHg   心拍 ±5%

N58 で計測後 EW-BW10 5回繰返し計測平均との比較
N58 血圧  131/84mmHg  心拍  78bpm
EW-BW10   血圧  131/82mmHg  心拍  75bpm

いずれも許容精度内に収まっており、ちょっとこれには吃驚。 偶然??
従来のスマートブレスレットでは考えられない近似ぶり。

ちなみに他のスマートブレスレットとの昨日約2時間間隔の計測値比較では
       V10      N58   
心拍   77-93 PPG  70-111
 ECG  77-114
血圧135-139/79-82 127-146/81-94

心拍数が上がっているのは夏に向かってのPC清掃と遂に寿命が来たアンプの
配置換えをして大汗をかき、しばらく呼吸、心拍、血圧が安定しなかった時を
含んでいますので・・・波形的には詰まらなかったのですが、判定は頻脈が
続けて出ました。 ひょっとしたら100を超えたら頻脈?
血圧計での定時計測でもちょっと別の事に気を巡らせると上は10位は簡単に
動きますので、今迄使用したスマートブレスレットは何れも心拍/血圧共に
精度がありませんでしたが、これは目安としては十分に使用に耐えそうです。

私自身の今年度現在迄の平均値は

朝  134/84-83  昼  134/81-83  晩  137/82-83
血圧最高/最低 161-109/94-71  心拍最高/最低  105/71

心電図 : この価格の物で本体側でも計測中には実波形が見え、本体側で
      再生すればそれなりの波形が出てくるのには驚いたというのが
      正直な所。
      このレベルであれば、問題となる所は捕捉すると思われる。
      これだけで買う価値ありです。
      ただ、現在の所20%強心電図データの取り込みに失敗して
      いる。 慣れもあるのだろうが、血圧と心拍数は拾っているので
      波形データの受け渡しに問題があるのだろう。
      端末側で3回連続したはずが1回分しかアプリが取り込ま
      なかった。 複数回オフラインでの計測が可能か否か不明。
      心電図測定系でのエラーや波形異常、無表示になった時は本体の
      電源を落として再起動すれば現在の所直っている。

睡眠評価: この機種では 22:00~08:00 を評価期間として結果は08:00以降
      に出すと明記している点は良い。
      過去の3機種も明記していないが 22:00~08:00 を評価期間と
      している様だ。
      この期間の固定が評価精度を落とす元凶となっている。
      むしろ就床、起床を手操作で指示させ、忘れた場合の補助に
      この期間縛りを使う方が処理も楽なのではないか?
      これは使われているセンサーとチップの機能のせいなのかも
      しれないが、今迄使用した4機種を含め何れも精度不足。
      他機種もアプリのアップデートの度に精度が落ち、寝付きと
      起床後の判断を殆どの場合間違う様になって来たが、N58は
      それに輪を掛けて酷く1日も起床を正しく判断出来なかった。
      就床と起床を手操作指示ではなく自動判断にしている点が
      足枷になり、早寝早起きの人間には使い物にならなくなったと
      考える。 アプリで睡眠を開きに行っても起床にならず意地でも
      8時迄を評価期間にしたいみたい(^^;)
  問題点 ・ 睡眠時間を 22:00~08:00 と固定している事。
      ・ 中途覚醒の判断のミスがいずれの機種も非常に多くなった。
        22:00 以降の就床でも 02:00 辺り迄の離床を就床と
        判断する事がある。
        トイレ起床の捕捉率が最初の機種に比べ半分以下の確率に
        なっている。(V10 と同じ状態)
      ・ 朝 05:00~07:00 の起床を離床しているにも関わらず
        中途覚醒扱いにしてしまう為睡眠時間が延び、睡眠品質を
        悪く判定する。
        (アプリアップデート後のV07S/V10 よりも酷い状態)
      ・ 覚醒、寝付き、浅睡眠、深睡眠、起床の5レベル判定だが、
        寝付き、深睡眠の判定が録音結果との比較からズレが
        ある。 起床後は論外。 実例を後ろに付けて置きます。

アプリ/本体:  まだいろいろバグがあるみたいです。

 ・ 3本設定していたアラーム設定が突如3つ共に消えた。
   他のブレスレットが振動したので気付きチェックしたら設定が消えて
   いた。
 ・ PPG心拍数でデータが欠落する事がある。(毎時正時計測)
 ・ ECGワンタッチ測定、本体での手動測定の結果が心拍・血圧は
   取り込まれているにも関わらず心電図がネットワークエラーで
   取り込まれない事がある。
 ・ 心電図が“接触不良”というメッセージが出て計測不能となった。
   本体側が暴走していた様で本体単独でも波形は一本線。
   電源を切って再投入したら復帰した。
 ・ 通信エラーや計測波形の乱れ/接触不良メッセージが出たら本体の
   電源を切り、しばらく待って電源を投入すると回復する様だ。

《まとめ》

本器は心電図を採る目的で調達したので、その面では期待以上だった。
症状が出た時すぐにチェック出来るので、危険な状況に転化していないかの確認が出来、頻脈/徐脈を持つ方には有用な製品だ。
価格とハンドリングのし易さを考えれば非常にコストパフォーマンスが高い。
その他の一般的スマートブレスレットの計測機能範囲についても現在迄の機種の中では一番実態に近似した値を返す様だ。

ただ、睡眠評価に関しては以前の機種より悪い結果で現状、私の睡眠パターンでは使えないという判断をせざるを得ない。

装着感に関してはちょっと重めの時計をしているというレベルで、縦型細身のスマートブレスレットの様な異物感はなく重量的には2倍以上だが寧ろ軽く感じる位だ。
腕の表面に残るセンサー痕も薄く、表皮の赤変も薄い。

また、電池容量が大きいので1週間は充電不要というのは有難い。

それとお休みモード設定による就寝時間帯の腕上げ点灯の停止は有効。

ただ、これから汗をかく夏に向かって接触面が広い事がマイナスに働くかもしれないが。

アプリである「WearHeart」は機能・動作の問題はないが操作性、一覧性の面でV07s/V10のアプリ「H-Band/2」に劣る。
「H-Band/2」は最初の1ページだけで当日のデータをグラフ状態で見れ一覧性に優れ、ここから1操作で2日遡れる様になっている。
また、各配下のページも見易い。

心電図が採れて手操作による心拍/血圧測定があれば良くあとはオマケでも構わなければ、このN58は着け心地、電池の持ちも良いので超おが付く薦め。

自動での心拍測定、血圧測定、睡眠評価の精度、通知機能、アラーム/ストップウオッチ類の使いやすさを求めるのであれば、アプリケーション「H-Band2」を使うスマートブレスレットの最新機種を選択する方がよい。 こちらには心拍は24時間48回、血圧は24時間正時自動計測してくれるものがある。 また、アラームも多数のアイコンを使って区分出来るので応用範囲が広い。

【追記 頻脈捕捉(^^;)】

喜んでいいのか? 胸がクッと詰まる様な感じがした際に心電図を採ってみたところ見事に捕捉出来ました。
結滞(期外収縮)の内、頻脈側、心房期外収縮でした。 腕で脈を採っていると脈が消える方向なので徐脈かと思っていましたが・・・
詰まる感じの場合は頻脈側の様ですね。

頻脈の判定でしたが、HRVヘルスインデックスではまだ「良い」の範疇の様です。
結構頻繁に起きているタイミングでチェックしてみたのですが、なかなか計測中には発生してくれません。
成人になれば多少の頻脈は発生するもので、年齢と共に頻度が上がるといいます。 1日当り1000回位は正常といいますので、1回/83秒位ならば問題なし。 連続でこれですから、起きた時は1回/10秒位では問題にならないですね。
20190504_N85_Tachycardia.jpg 20190504_N85_Tachycardia_1.jpg
アプリの当日分結果一覧画面頻脈時の波形(赤丸部分)


これから見るとこの製品、状況把握用としては十分な能力を持っていると言えそうです。
ランダム計測では2日半25回の計測で徴候を捕捉出来ませんでしたが、発生を見て準備し再発時に計測する事でその3回目にして初めてアプリが頻脈と判定するレベルを捕捉しました。 結滞(頻脈/徐脈含む)は一般的にはこんな状況でしょうから、医者に行った時に症状が出る確率は軽症の内は殆どないのでしょう。

【例:睡眠品質評価結果】

20190507_N58_sleep_sleep.jpg 上図は「sleep」という睡眠
評価用のアプリの出力
これは端末の加速度センサーを
用いる物で枕の傍に置く必要が
ある。
これは就床と起床を手操作で
アプリに通知するのでこの
一番大事な計測範囲を間違う
事はない。

右図下2つは何れも起床の 5:25 を
捕捉し覚醒としては捉えているが
その後の机についての作業を浅睡眠と
し、その後の机を離れて動いた時を
起床としている。
この覚醒扱いの間に静電ブラシで
机や棚の埃を払い、クイックル
ワイパーで床掃除をし、ベランダで
洗顔と漱ぎをした上で新聞を取りに
行くという行動を取っているが、
22:00-08:00 を採用したアプリでは
大きな加速度が何度も出ている
はずにも関わらず中途覚醒と、
就寝期間を優先してしまって
いる為、この間も就床期間に
加えるというミスを犯している。
sleep はいびきも録音しており
これも睡眠評価に加えているので
睡眠の深さの判定はこれが一番
正しいのではないかと思う。
20190507_N58_sleep_V10_good.jpg V10+N-BAND2 就寝・起床を
正しく識別したケース この少し後のアプリのUPDATE から狂い始めた。
20190507_N58_sleep_V10_0506.jpg V10+N-BAND2 05/06 05:25 起床
起床を誤認したケース トイレ起きをミス
20190507_N58_sleep_N58_0506.jpg N58+WeaHeart 05/06 05:25 起床
起床を誤認したケース
こちらはトイレ起きを捕捉して
いる。



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