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IO-DATA EX-HD4CZ 購入(SUB化に備えて) [睡夢庵の電脳環境]

【IO-DATA EX-HD4CZ 購入(SUB化に備えて)】

MX3で使っているLogitecのHDDケースのベアリングが草臥れてノイズを出す様になりました。 もう9年以上ですから寿命、良くもった物ですね。
それと来年にはXPマシンの使っているソフトのサポートがほぼ全て停止になりますので、MX3をサブ、i7700をメインに切り替えねばなりません。 で、そろそろMX3とi7700の間でクロスバックアップ出来る様にHDDの内容整理に掛かろうかと思います。
現在のXPの内蔵ディスクはデッドストック、万一の場合用として来年3月末の状態で放置する予定です。 PCもPhotoshop/Acrobat Pro/Office 2003系やユーティリティ系の古いフリーウェアを使う為に現状のままで残す積りです。

MX3用の外付けに何を買おうか悩んでいましたが、43C310Xの録画用に買ったIO-DATAのEX-HD3CZが非常に静かだったのでこの4TBを採用する事にしました。

現在の煩い1TBの外付けはほぼ変動しないであろうデータバックアップ専用にして通常は電源を落としておこうと思います。
I-O DATA HDD 外付けハードディスク 4TB PC/テレビ録画/日本製/土日サポート EX-HD4CZ

I-O DATA HDD 外付けハードディスク 4TB PC/テレビ録画/日本製/土日サポート EX-HD4CZ

  • 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
  • メディア: Personal Computers

さて、EX-HD4CZのPC接続は非常に簡単ですね。 既に全体を1区画としてNTFSでフォーマットされているのでつなげばすぐに使いえます。

私はこれを5区画に分けてフォーマットし、i7700からのコピーを作りながらこの上で整理し、再配置して行こうと思っています。
これは本体がノートの為、持ち出す場合を考えて、常用データやメール類はC:配下に配置されていますので、これだけ要注意。

《製品内容》

・ 付属品  : ACアダプター 入力 100-120V/50-60Hz/0.55A Max
                 出力 12V/1.5A
         USB3.0 インターフェースケーブル
         ユーザーマニュアル
         HDD装置 本体
・ 梱包   : 茶段で作られた簡易梱包箱


《評価》

ドライブ名称 : HDCZ-UT
実容量    : 3725.9GB
内蔵HDD  : WesternDigital WD40EZRZ-22GXCB0 4000.7GB/5400rpm

20171106_4CZ_CrystalDisk.jpg 20171106_4CZ_Filecopy.jpg
流石 USB3.0 111MB/s は早い!
CrystalDiskMark テスト結果MOVファイルネット越しコピー


温度上昇 : 周囲温度23℃ アイドル時31℃ ライズ8℃
       上記下で CrystalDiskMark 1サイクル実行後34℃ライズ+3℃

       テスト終了1時間経過後も34℃より下がらず。
       アイドルでライズ11℃という事の様だ。

20171106_4CZ_rize.jpg設計寿命よりも長持ちさせるにはHDDが返す温度を40℃以下に保ってやれば温度リスクによる死亡事故は回避出来るでしょう。 まぁ、これは難しいですが、なんとか45~6℃迄に抑えたいものですね。
これはスピンドルにプラッタを固定している部分の歪/ズレの開放を起こさない為とプラッタやヘッドアクチュエータ廻りの熱膨張/収縮による書き込みトラック誤差発生の回避が目的です。 60℃に近づくとズレによるリトライ増加に伴う急激な温度上昇が始まりメカニカルなストレスも大きくなりますのであっという間に寿命というかクラッシュ。

温度上昇は触った感じよりもちょっと早くかつ高かったですね。 アイドルでライズ11℃だと真夏にはまとまったファイルコピーは危ないかもしれません。 このディスクにデータを再配置する過程でライズを見ながらやってみなければです。

テレビに付けたEX-HD3CZは録画用に活躍中。 43C310Xが2番組同時録画出来ますので、これは重宝しています。
就寝時には頭部との距離が1.2mしか離れていない所にHDDがあり、録画中の青色LEDの点滅が見えますが、動作音は全く邪魔にならないというか聞えません。

EX-HD4CZはDAISOの2段メタルラック(プリンタ台)の下にもう1台のMX3用外付けHDDと並んで鎮座していますが、ノイズは一切聞こえません。

《SUBへのデータバックアップ》

先に5区画に分けるとしましたが、i7-7700 の D:/E:/F:/G:/H: は合計で容量が7TB、実容量が3TB弱ですのでSUBはこの1台を1ドライブとして、i7-7700 の D: 以下の5ドライブ全てをフォルダで取り、空きを共用する事で凌ぐ事にしました。

E:は今後作成・操作されるファイルはアウター側になるよう、まず256GBのダミーファイルを作り、すべての再構築が終わった後に
これを消去する事にしました。 この操作はコマンドプロンプトから簡単に行うことができます。
コマンドは fsutil file createnew e:\dummyfile 262144000000
これでE:上にdummyfile という256GBのファイルが出来ます。 これは今後新たに作るファイルは外周部に置き、ヘッドの移動を最小限にする事で温度上昇を抑制しようというのが狙いです。 只、NTFSの空きの管理と紐付けの遣り方がどうだったか? 確か大きな領域を解放した場合は空きチェーンの前に付いたはず、という記憶に基づいてですが・・・まぁ、一般的なデータファイルはノートブックが本体ですのでこちらの中に取っていますので、こんな事をする意味はありませんでしたが(^^;)>
それに、最近のドライブは仮想化している可能性がありますので、実際の書き込み位置と論理レベルの書き込み位置は合致しないかもしれませんので、効果の程は分かりません。

ではまず、バックアップを作りながら温度上昇の確認です。 少量のファイルをチマチマではどこまで処理したか???になりそうですので、出来れば一気に書き込みたいですが、温度上昇は40~42℃迄に抑えたい所です。
フォルダ数ファイル数容量周囲HDD終了ライズ時間
3,753 41,338190 24℃ 31℃ 41℃ 17℃ 10℃ 1:03
  13,11220723℃23℃34℃11℃11℃59
  111,679 11923℃34℃40℃17℃6℃20
  5432  3724℃40℃41℃17℃1℃6
  9378  78.524℃40℃42℃18℃2℃6
  7118  90.324℃42℃44℃20℃2℃12
  8358 13824℃36℃41℃17℃5℃12

1回目の終了後2時間放置後のHDD温度は36℃で平衡状態になったので、アイドル時のライズは12℃と考えた方が良いでしょう。
これは真夏にはちょっと注意を要する温度上昇です。 大量のファイルコピーをする時にはは CrystalDiskInfo の様なソフトでHDDの温度を監視しながら実行した方がいいでしょう。 ドライブ温度は44~5℃位迄に抑えて使いたいですから。

HDD内部温度が42℃の時ケース後端部で34.6℃、HDD温度44℃でコピー終了後40℃になった時ケース温度は31.4℃ですのでケースの放熱はまぁまぁです。

6回目終了4時間放置後のHDD温度はやはり36℃で平衡状態にありますので、ライズ12℃がアイドル時のベース温度と考えた方がよさそうです。 という事は真夏周囲温度34℃だと46℃という事になります。 このクラスのドライブでは温度上限だと思いますので、ファイルの連続処理は避けねばならなくなりますね。

リード側の Seagate ST4000DM04-2CV104 は34℃、リムーバブルケース入りですのでほとんど上がっていないですね。 内蔵の Toshiba DT01ACA300 が33℃ですので、温度面ではこの Barracuda は結構良さげです。

次の日朝一番に前日の続きを開始したのですが転送レートが遅い。 HDDの温度が低い為内部エラーレートが上がっている疑いがあります。 本来この温度でレートが下がるのはちょっと信じられないのですが、最近の1プラッタ2Tではこんな事もあるのでしょうか?
ん?、そういえば昔 WesternDigital のグリーンラベルは18℃以下では異様に書き込み速度が低下するという話があった様な・・・一部 Seagate にも同様な症状があって「低温病」という名前がついていたはず。 WesternDigital には他にも Caviar グリーンラベルで「低速病」というのもありましたっけ。 その前はスロークラッシュ、中をあけて目を凝らしてみるとうっすら同心円状の傷・・・最近は寿命が長くなった、クラッシュが減ったという話でしたので、「低温病」は解決しているだろうと思いましたがまだ引き摺っているみたいですね(^^)

周囲温度 : 17℃  HDD内部温度 : 18℃   80-87MB/s

そこでコピーを中断し、それまでにコピーしたファイルを削除しました。これは多分僅かでしょうがトラックシフトを起こした状態で書かれている恐れがあります。
で、HDDの内部温度を上げる為、今までに書いたディレクトリに対してプロパティを複数回掛ける事でリード動作をさせドライブの温度を27℃迄上げ、再度コピーを開始してみました。

周囲温度 : 18℃  HDD内部温度 : 27℃   108-114MB/s

予想通り、昨日とほぼ変わらない転送速度になりました。 36%の向上ですからどれだけ内部エラーが発生している事やら・・・
このドライブの場合転送レートの変化で見る限り、HDD内部温度が 26℃~46℃ の範囲で使ってやれば一番安定した動作をする様です(上はもう少し大丈夫かもしれませんが)。
HDDは今も昔の車の様に十分なアイドル運転をしてやらねば、処理時間の無駄と共にズレた書き込みを行うための速度及び寿命の低下を呼び込んでしまう様です。 どのメーカーも過去には同じ現象起こした事がある様ですので、低温での書き込みは可能な限りさけた方がいいですね。 これから冬に向かいますので、特にご注意ください。

この現象、日を変えて再現確認をしたかったのですが、以降朝起動時のHDD温度が18℃を切りません。 今日もHDD温度は20℃超え、ちゃんと速度が出ています。 当日は再現を確認し、プリヒートに入りましたので間違いないとは思いますが(^^;)


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