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CITIZEN CH-550 上腕型血圧計 購入 [便利グッズ?紹介]

【CITIZEN CH-550 上腕型血圧計 購入】

現在手首型の Panasonic EW-BW10 を使っていますが、毎日最低9回は計測していますので大分草臥れて来ました。 そこで今度は上腕型の血圧計を買ってみようか、で CITIZEN CH-550 を調達しました。

20171110_Citizen_CH-550.jpg国内メーカーの血圧計は皆医療機器認証を取った物ですので、その指示値は双方の機器の保証精度の最大誤差の範囲には収まるだろうと思い、上腕型でカフ収納部をもつ点に惹かれシチズンの製品を選択してみましたが、これがとんでもない結果を・・・

もう一つの理由は、自身の血圧変動の大きさから今話題の血圧サージが出ていないかを追いたくて、異常を感じた時にすぐに血圧と心拍を計測出来ないかと思い、血圧計機能を持つスマートブレスレットの評価を始めたのですが、その表示値を見ていて、一般の血圧計を含め計測値自体に疑問を持つようになってしまった事にあります。

・ 自身の計測値の変動が大き過ぎる様に感じて来た事
・ 光学式?のiPhone アプリやスマートブレスレットの血圧計の出す値が
  製品/アプリによって大きくばらついているだけでなく、変動の
  レンジもプレッシャー式に比べると非常に狭い事。
・ 最近の血圧サージや脈圧と脳梗塞などとの関連性を取り上げた番組・・・

から、もっと正確にまた一定時間間隔で計測を続けられないかと考え、スマートブレスレットと血圧計計測値から補正カーブが導きだせないものかと淡い期待を抱いた訳です。

実際上、私自身は安静時は110~120ですが、デスク上で考え事やファイル作成、画像編集等をしていると140~160位はざらです。 下はほぼ85以下ですので、脈圧という観点からは50~80mmHgは常態、また一度上がった血圧が下がるのにも時間が掛り、健康診断等では暫く待たされていました。 この辺りを勘案すると血圧サージのリスク非常に高いということになりますので、血圧と心拍を可能な限り正確に把握したい・・・

ところがこの2台で交互に測定してみても、その誤差が±6mmHgに収まる事は全くありません。
それだけではなく、シチズンでは拡張期血圧迄トンでもなく高い値をだされたり・・・

市販されている手首型や上腕型の血圧計の測定精度何れも血圧が±3mmHg、心拍は±5%になのに・・・。
測定の結果は発散・・・市販の血圧計の誤差範囲に測定結果が収まらず、製品によって中心値がずれているとしか考えられない結果でした。

《最高血圧》
V07S標準V07S補正EW-BW10CH-550FIT751
1回目117135132149153
2回目120139133146147
3回目120136134155152
4回目115135128130146
5回目122135129139149
6回目111137125142153
7回目129138132146148
8回目121135130148150
9回目119136135151151
Max129139135155153
Min111135125130146
Average119.3136.2130.9145.1149.9
Offset18410257
Max-Off-6102018
Min-Off-14100521
Avr-Off-11.9-2.0014.219.0
Off-Off8-6015-3

拡張期血圧は私の場合ほぼ85以下ですので除外し、収縮期血圧側の比較結果を見ています。

過去2年間毎日最低3*3回 Panasonic の EW-BW10 を使って血圧管理を行って来ましたので、EW-BW10 を基準にズレをとってみました。
測定は左側から順に V07S普通 - V07S補正付 - EW-BW10 - CH-550 - FIT751 の順に大体1分間隔前後で実施しています。

血圧が同値であれば市販されている血圧計の精度は±3mmHgとなっていますので、市販品同士の間では最大でも6mmHgに入るはず。
ところがズレが最も大きいのが CITIZEN CH-550 で25/18、かつ EW-BE10 との誤差も当然大きく+20/+7。
血圧計に関しては JIS T 1115 に準じているはずですし、どちらも医療用機器としての認証を受けたものですから、うそでしょ・・・ですね。

測定した順と相互オフセットから考えると、各々の機器が出した値はその機器では正常な値として出したものという見方になります。
なぜなら私自身の血圧がこの9回のサイクルで機器に合わせて変動する事は考えられないからです。

EW-BW10 に買い替えた時期にも測定とグラフ化をしていましたので、前の機器との間に今回の様な大きな誤差があったら気付いていたはずですし、ここ2年間の計測結果には機器の異常を示す変化はありません。

これが手首型と上腕型の差? そんな馬鹿なといいたいけれど、確かに健康診断などの事前測定をする病院のオムロンの上腕型でも140以下は多分出た事がないかも・・・でも、水銀柱式で計測した結果は過去20年140以下・・・

これでは測定差が大き過ぎて途中から切り替える訳にもいきません。 まいったな~

寝る前、再度 EW-BW10 と CH-550 だけ測り直して見た結果は

       EW-BW10     CH-550
1回目    133/80/84    144/77/81
2回目    134/77/80    142/80/80
3回目    132/79/80    143/76/81

収縮期は誤差内ですが拡張期は10高く出ていますので・・・

《CITIZEN CH-550 評価》

製品の梱包状態      良
付属品状態        良
取扱説明書等       並

形状           優

    ・ 正面の角度が立っているのでデスク上では使いやすい。
    ・ 後部にカフ収納部があるので収め易い。

操作性          良

    ・ 初期設定はし易い。
    ・ メモリーの呼び出しもし易い。
    ・ 前3回の平均値があるのは便利。
    ・ カフ装着はやり易いが、形状・柔軟性に問題があるのでは?

計測           EW-BW10 を基準とすると不良

    ・ 圧の上がり方が早い事とオーバーシュートが40から50ある
      為か締め付け圧を強く痛みに近い感覚になる事がある。
    ・ 収縮期血圧が従来使用していたものに比べ高く出て測定誤差の
      2倍を超える。 拡張期はほぼ一致するが収縮期は+10mmHg を
      示す。
    ・ 体動に対する反応が過敏に過ぎる? どうもこれが原因で
      収縮期/拡張期血圧が共に高くなっている感じが強い。
      今までに出たことがない異常に高い拡張期血圧が頻繁に出る。
      圧縮圧表示から計測に切り替わるタイミングではまだプルスを
      拾っていないはずと思われる事が頻繁に発生する。

問題点 ・ カフ巻き付け方によって値が 10~20mmHg 以上変わる。
      しかも上が合い、下が今までにない高値を示す場合すらある。
    ・ 加圧速度が速いと感じかつオーバーシュートが大きい。
    ・ カフの形状に問題がある? 痛感を伴う事がある。
      材質が柔軟性に乏しい?
    ・ 減圧速度が遅い。
    ・ カフの柔軟性不足が原因ではないかと思うが体動/筋動への反応が
      過敏でモードが切り替わる為、異常値が出るのではないか?

どちらが正しいにせよ医療機器認証を受けたものの間でこれだけの差が出ては・・・
これを使うと皆高血圧患者にされてしまいかねないですね。

下は血圧値による病態分類ですが、これによると私の場合は CITIZEN の測定結果では「収縮期高血圧」という事になりますね。

それとCITIZEN を含めての検証を始めてから急に V07S に頻脈を示す「ハートに上矢印マーク」が出てビリビリと振動をし始めました。
現在の頻脈設定は115以上ですが、この値は朝のバイク運動以外では出ませんし、すぐに計測してみても異常はありませんので、ひょっとしたら不整脈(脈間隔・飛び)にも反応するのかもしれません。 だとしたらどこにも書かれていない V07S の機能になりますね。 確かに昔から脈の飛びはあり、脈間隔のアラームが出る事もありますから。

それと V07S の夜間心拍/血圧自動測定に昨日/今日の0/1時台に血圧サージが記録されていました!!

あかん・・・多分これは心理的な圧力ですね。 これの評価を始めてからいよいよ血圧が高くなり、150以上に張り付く様になってしまいましたし、スマートブレスレットの頻脈アラームも何度も出る様になったし血圧サージ迄捕捉され始めた・・・
もうこれで血圧計/スマートブレスレットの評価は止めにします(^^;) 却って悪化・・・

追記)

家電量販店に行く用事があったので、店頭で手首式 OMRON*2、Panasonic*2、CITIZEN*2、NISSEI*1 を立ったまま肘を右手で固定して測ってみたのですが出てくる値はバラバラ、CITIZEN、OMRON はカフの巻き方、体動に敏感に反応する感じでエラーやとんでもなく高い値が出ました。

自宅に帰りまさかとは思いながら、着座位置、腕の位置・角度、腕の固定をカッチリと決めて測った処、EW-BW10 との誤差が0~+6mmHgに収まるではありませんか。 ちょっと体を動かす、手首を動かすといった事で反応してしまう様です。 EW-BW10 が右手でキー入力したり、体を捻って物を取ったりしても高さだけ維持していれば殆ど測定誤差が出ませんでしたのでこの感覚で測定していましたが、CH-550 はこれを許してくれないようです。 エア加給を始めたり、下の測定を止めたり、体動エラーを出したり・・・

カフの巻き方といい姿勢といいちょっとシビアに影響を受け過ぎますね。
今回上腕型を使ってみて、カフの巻き方や姿勢等で過敏に値が変わるので、家庭用には手首型の方がお薦めだなと思いました。 それも手首をクランプするタイプの方がラフに扱える様ですね。 手首型でもカフタイプは過敏な気がします。

《高血圧分類》
分類収縮期血圧条件拡張期血圧
至適血圧<120かつ<80
正常血圧<130かつ<85
正常高値血圧130~139または85~89
軽症高血圧140~159または90~99
中等症高血圧160~179または100~109
重症高血圧≧180または≧110
収縮期高血圧≧140かつ<90

《不整脈の種類》
期外収縮     心房性期外収縮
         心室性期外収縮
徐脈       洞不全症候群
         房室ブロック
頻脈       心房性頻拍
         心房細動(粗動)
         発作性上室性頻拍
         心室頻拍
         心室細動
         WPW症候群

危険な不整脈   ・ ふっと気が遠くなる/失神する
         ・ 脈拍40以下で強い息切れを感じる
         ・ 突然始まる動悸
           (脈拍150以上で突然始まり突然終わる)
         ・ 脈が不規則に打ち且つ早い

心配のない不整脈 ・ たまに脈が飛ぶ
         ・ 症状のない徐脈
         ・ 120以下の頻脈

頻脈 : 安静時心拍数 >100
徐脈 : 安静時心拍数 60>

脈圧 : 収縮期血圧 - 拡張期血圧    50mmHg位迄 基準はない