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iPod touch 64GB MKHC2J/A 調達 [睡夢庵の電脳環境]

【 iPod touch 64GB MKHC2J/A 調達 】

環境・音・天候・健康管理といった系統のソフトやハードを探していると、これこれっと思う物の殆どはMac系のアプリとの組合せでしかありません。

私は Macintosh 数機種仕事上で使った事があるのですが、そのUIとOS自体の基本概念の中にある押付けがましさがどうにも好みに合わずいつも癇癪を起こしていましたので、大のMac嫌いなのですが・・・Music Playerに関しては過去 15GB iPod M8946J/A ・iPod nano MA477J/A を使っていました。 その当時も遣りたい形を考えるとこれしかなかったという点では今もAppleの商品に込めた思想は流石と思わざるを得ませんね。

今回は騒音測定と自室の空気環境・音響の状態把握をしたくなってハードウェアを含め、家庭で使えるものを探していたのですが、騒音一つとっても結局リオン等のプロ用しかリストに残らない状態でした。 もっと廉価にとなるとこれが皆 iPhone 系列のアプリと連携するものしか上がって来ません。
かといって私自身全くと言っていいほど電話を使う事もありませんし、殆ど自室に籠もってPCを前にしていますのでスマートフォン系統の必要はまったくありません。 これに8~10万以上掛けるなんて・・・と思い諦めていたのですが、アプリの対応機種に iPod touch が入っているのに気付きました。 そういえば最近のは iOS になってたんだで、早速 iPod touch を物色。 いつも持ち歩いているライブラリーが約40GBあるので、64GBの iPod touch MKHC2J/A を Apple Store で調達です。 ACアダプターを含め \42,120- 、価格コムの最安値に較べると1500円位高いですが・・・処がそれほど日を措かず iPhone SE の発表、ミスったか・・・です。 SIMフリーの物との価格差がGPS、ディスプレイの解像度、写真・動画の画素数という差に果たして見合うかですね。 写真・動画については突発的な場合を除き、外出時は殆どD7100を携行していますので、こちらを使いますし・・・で、電話を使うことのない私には不要と言い聞かせています(^^;)

Apple iPod touch 64GB 第6世代 2015年モデル ブルー MKHE2J/A

Apple iPod touch 64GB 第6世代 2015年モデル ブルー MKHE2J/A

  • 出版社/メーカー: Apple Computer
  • メディア: エレクトロニクス

で、この iPod touch 約1ヶ月間使用した感想は以下の通りです。

【デザイン】

良くも悪しくも Mac Design 、機械的操作部を此処まで減らす必要性に問を持っています。 多分、このせいで皆タッチパッド操作になり、その領域制限から多くの誤操作を誘発している様に感じています。 薄さについても 寧ろ iPhone 位の厚さの方が遥かに持ち易いですね。 ソフトカバーを傷・緩衝用に付けていますが、これでも指への当りが鋭角過ぎる様に感じます。 寧ろ 15G iPod M8946J/A 位の厚みがある方が好みです。

【携帯性】

胸ポケットにはホープが常に入っているせいもあり、薄く縦長な事と相俟って落ち着かず異物感に付き纏われます。 縦長のせいで手持ちのベルトポーチでは一番大型の物しかゆとりをもって収納出来ず、尻のポケットか鞄に抛り込んだまま Bluetooth 経由でLBT-PAR500AV にSennheiser MX-375 を付けて聴いています。

【バッテリ】

持ちは悪いですね。 それほど使ってはいないのですが、火は入ったままにしている時間が結構あるので1~2日に1度充電しています。 これではバッテリーがすぐに駄目になる?

未だ初代 15GB iPod M8946J/A は完動充電可能な状態にありますが(^^) 流石に iPod nano MA477J/A は充電不能でポシャッています。

【音質】

本体側アナログ出力はよく言えばフラット、悪く言えば無性格。 由紀さおり、白鳥英美子のリリックさ、岩崎姉妹のビビッド感、高橋真梨子、五輪真弓、石川さゆりといった処の独特のネットリ感が薄れます。
楽器もノーマルな音量では皆こじんまり・・・

寧ろ 古い M8946J や SANYO ICR-PS501RM の方が好みですね。 Sennheiser MX-375/Technica AHA-CM707 も少しボリュームを上げてやらねば雰囲気が出て来ません。

付属のイヤフォンは 私の評価では MA662G/A よりも劣りますので、Siri 用のマイクがなければお蔵入りです。
デザイン的には凝っていますが、耳への当り具合によっては妙な割れた様なエコーが付き纏います。

Bluetooth は Class2 Logitec LBT-UAN04C2BK や Panasonic MX3 よりも能力が高い様で屋内全域でなんとか使えます。 これは望外。
そしてこの方がアナログ出力よりも音質が良いですね。 ですので、音楽はもっぱら Bluetooth 経由です。

【操作性】

これが(^^;)癇癪の元。 元々 Mac のUIとOSの我の強さが嫌いな上、タッチパッドの鈍さとタッチエリアの狭さから誤操作ばかりが誘発され、癇癪を起こしてしまいます。 気が短いですから(^^)

それにタッチパッドでの音量調整はトンでもなく遣り難い上にとてもAカーブとは思えない音量変化をします。 音量調整はサイドのボタンでしなければ駄目ですね。 しかしこれでは微妙な調整は出来ない・・・

【付属ソフト】

天気や自分でインストールしたもの以外は起動直後にわざわざ皆止めて使っています。 邪魔っ気な表示が出るのが嫌ですので。
カレンダーの ToDo を使いかけましたが、やはりPCに接する時間の方が長いので止めてしまいました。
Siri はどうにも声を聞き分けてくれず・・・声質が悪いのかマイクが反対側にあるせいか。

【拡張性】

iPhone/iPad/iPod touch にしかない便利なアプリが色々あるのが最大の魅力です。 現状は音響系のアプリで遊んでいます。
それにネットワークを調べるのも吃驚する位簡単で情報量がある物がありますね。 センサー系アプリが色々ある処が遊び道具としては面白い。

【総評】

これを(アナログ出力で使う)ミュージックプレーヤー(本来の機能ですが)として買ったとすれば落胆物。
代用していた IC レコーダーと差がない、いや寧ろ劣るという判定です。
Bluetooth 経由であればアナログよりは遥かにいいですが。

只、ちょっと特殊なアプリ用として購入していますので、その意味では欲求を満たしてくれています。

それにMacは昔からまともなマニュアルが付属しません。 こちらの遣りたい事が出来るのかどうかを一々ネットで、しかも Apple 関連ではないサイトで見付けるしかないのですから。 iTune が大ッ嫌いなのも、要らぬ事を勝手にする癖にこちらが遣りたい手順には梃子でも応じて呉れない処が Mac らしさです。

アンチMac派ぶりが出てしまいました(^^)>

さて、導入したアプリですが、

《音響系》

☆ Sound Level Analyzer 洒落た騒音測定器になります。

☆ Audio Frequency Analyzer 室内の音響特性込みの評価用
この2つにはスナップショット機能がありますので、結果を
アルバムに保存出来ます。 これがあるのとないのではです。

☆ Audio Tone Generator これはまだ使っていません。
             評価にはPCで作った音源を
             使っていますので。

この3本セットで \1,400- ですからハードで揃える事を考えると
べら棒に安いですね~

《ネットワーク関連》

☆ Network Analyzer Lite(Free)
  ワンタッチでネットワークに繋がっている機器の以下の情報を
  表示してくれます。

☆ Fing Network Scanner(Free)
  上記ソフトよりもより詳しいレベル迄追える様です。

☆ Wi-Fiナビ(Free)
  Wi-Fiスポットを地図上に表示するアプリです。

《ブラウザ&ブラウザ関連》

☆ Firefox   これが一番肌にあってますので。
☆ Adバスター  Safari用の広告ブロックソフト


《お遊び用》

☆ Commander Compass Lite(Free)

☆ バブルレベル+傾斜計

☆ 水平器&水準器

《実用ソフト》

☆ クールマルチタイマー(有償:\120)

☆ ゆれくるコール(Free)

☆ 駅すぱあと(Free)

☆ Skype Wi-Fi(Free)

《音響ソフトによる実測》

自室の騒音レベル:Sound Level Analyzer
20160327-0727_myroom_Level.jpg 20160327-0727_myroom_Time.jpg 20160327-0727_myroom_oct.jpg
真夜中システム全停止状態:Sound Level Analyzer
20160403-0026_myroom-Low_Level.jpg 20160403-0026_myroom-Low_Time.jpg 20160403-0026_myroom-Low_oct.jpg

上の図でTime表示にスパイクがあるのはちょうどSUBを起動した直後だった為、最初のディレクトリスキャンの際に発生しているディスクのリキャリブレートのクリックノイズです。 敷地は2車線の道路から約2m高い位置にありますが、部屋までの距離は15m程度しかありません。 これを見ると最近の木造家屋の遮音性の高さには吃驚です。 赤いアベレージのラインはフラットですし、緑のピークも殆ど動いていませんので外乱ノイズは室内で発生する騒音でマスクされている事が判ります。
SUB-PC(Winamp)+SE-U33GX+TA-3200F+BOSE 101M
Audio Frequency Analyzer
Bose101M_PinkNoise_Hold.jpg Bose101M_30-20KHzSweep_Hold.jpg
Pink Noise30-20KHz Sweep
Panasonic MX3(Winamp)+JBL PEBBLES
Audio Frequency Analyzer
JBL-PEBBLES_PinkNoise_Hold.jpg JBL-PEBBLES_30-20KHzsweep_H.jpg
Pink Noise30-20KHz Sweep

室内にPCラックや本棚が壁から埠頭の様に突き出していますのでフラットな特性は望めません。 これを見るとBOSEの方がナチュラルですね。 JBLは設置場所の影響もあるでしょうが、低域と高域のシャクレがあります。 このせいかどうかは判りませんが、TVドラマなどのビデオでは元々の補正のせいか、特に低域が厚くくぐもった様に聴こえる事があります。


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