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日本の皇室/会社について [睡夢庵 日々徒然]

【日本の皇室/会社について】

日本の天皇及び皇室の歴史は日本そのもの歴史であり、日本は世界最古の王朝(万世一系)であることは紛れも無い事実です。

中国の史観に基けば、“皇帝”(Emperor)の呼称が求める条件《「皇」(人類[民族]最初の王)・「帝」(天帝より人間界を天意に基づき支配する)》を満たし、これを称し得る唯一無二の存在が日本の皇室であり、今上天皇なのです。

それ故、欧米の君主制国家の王室からも崇敬を集める存在なのです。
又、王家の始祖が神や神話と結びつく例は世界各地にありますが、現存する国連加盟国の君主制国家の中では唯一無二での存在であり、それ故「ギネス」にも登録されているのです。

中国の宋の皇帝も「日本の万世一系は、帝の理想」と羨んでいた様です。

これは“会社”という組織についても同様です。

日本には創業100年以上の会社が約2万8千社以上あり、1000年を超える企業が7社も存在する唯一無二の国家なのです。

世界最古の長寿企業は創業1400年以上を誇る寺社建築の雄「金剛組」です。

578年に四天王寺建立の為に百済から招かれた3人の工匠内の一人「金剛重光」が始祖です。 大阪・四天王寺のお抱え宮大工としてスタートした「金剛組」ですが2005年倒産の危機におちいります。 しかし、配下の宮大工たちの技が失われるのを惜しんだ当時の高松建設の会長、高松孝育氏と債権者達に支えられて再起しています。 全額出資しても傘下企業としなかったその浪花節的度量も素敵ですね。

そして、日本人はこの始祖が朝鮮百済からの渡来人である事に何の拘りも持ちませし、その功を称える事に何ら違和感も抱かないでしょう。 その時点では日本は中国の寺社建築の技術を持っていませんので当然これらの工匠を招き、技術の習得に励み、独自の工夫を加えて行きます。 なぜなら我々の評価の基準は、為した成果と及ぼした影響にあるからです。 それ故、スポーツの世界でも日本の観客に対する評価が高いのではないでしょうか。 殆どの日本人は例え自国が負けようと、相手の国籍や人種を問わずそのパフォーマンスに対する賛辞を送りますから。

これは日本及び日本人の誇るべき民族としての資質が可能とした不思議なのであり、日本人はこれらを誇ってよいのです。
但し、「誇り」を持つことと、「優越感」を抱くことは異なります。 優越感は驕りに繋がります。 

現在の中国、朝鮮がいう「大中華」、「小中華」という言葉の根底にあるのは、“驕り”と“差別”です。 日本でも対外的緊張が生まれてくると「神国」論が頭を擡げますので他を責められませんが(^^;)>

多くの国では王朝が変わるなどすれば前の文化が全否定、破壊される事が多いのは地続きの国家間では他民族の侵略による国家崩壊だからでしょう。 その意味では海に囲まれた日本という存在は将に「神に愛でられた」存在なのかもしれません。(^^;)>
確かに世界の東端にある海に隔てられた小さな島国である事が生んだ奇跡なのかもしれませんね。

しかし、黄金の国「ジパング」と呼ばれたにも関わらず、なぜ当時の西欧列強に蚕食されなかったのでしょうか。 その理由は鉄砲伝来後の日本における鉄砲の発展とこれを使う戦術の進歩がこれを生んだ欧州よりも格段に早かった事実等に見出されるのではないでしょうか。 すなわち旺盛な知識欲、創意工夫と応用力、そして世の中の流れに対する機敏な対応力にあったのではないでしょうか。

また、これは江戸末期薩摩藩と事を構えた英国のその後の対応にも見られると思います。 この国はその他のアジア諸国とは違う、迂闊な対応をすれば逆に利を失いかねないと感じさせるものがあったのでしょう、英国は薩摩藩と結び、日本の近代化に手を貸す道を選んでいます。
その他のロシア、フランスを含む列強も軍事的介入による植民地化という道には踏み出していません。 ひとつには夫々の接触窓口となった幕府・藩にも彼らのアジアの植民地の国家に匹敵する以上の政治組織と軍隊があった事や当時の国際情勢に対する危機感の抱き方とその工業技術などの吸収力に驚いた事もあるでしょう。


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