SSブログ

BGM: リヒテル/ムソルグスキー 展覧会の絵 [睡夢庵のBGM]

【BGM: リヒテル/ムソルグスキー 展覧会の絵】

MP3ファイルの一覧を眺めていたところ、リヒテルが世に出た最初の録音と言われるこれを落としていない事に気付き拾う事にしました。 ただ、モノラルですし、ブルガリアでの実況録音盤なのでオーディオ的には下の部類です。 マイクの帯域は狭くオフで拾われていますので音はくぐもっていて、会場の暗ノイズのほか盤の歪みなのか最初から最後迄結構なレベルのノイズが乗っています。 それに聴衆の雑音も・・・

ムソルグスキー《展覧会の絵》はよく演奏される題目ですが、ほぼ切れ目なく演奏されていますので、面倒なので裏表合わせて1本にしてしまいました。

この組曲《展覧会の絵》は、絵の印象を表した10曲と「プロムナード」と題される間奏5曲+1曲で構成された、ピアノ独奏用の組曲として作曲されていますが、生前には一度も演奏も出版もされなかったという曰くがあるもの。 ムソルグスキーの遺稿の整理に当たったのが幸いにもリムスキー・コルサコフであり、彼の手によって1886年になって陽の目を見ます。 しかしながら、これはコルサコフの改訂が多く、現在では原典版とは区別されています。 これはその曲想の為、管弦楽等への編曲が行われており、ラヴェルの管弦楽版「展覧会の絵」によってこの曲が世界的に知られる様になっています。

このレコードでリヒテルは原典に沿った演奏を行い、これを契機にコルサコフ版/ラヴェル版から原典版で演奏される様になったとされています。
《曲構成》
01. 第1プロムナード 変ロ長調
02. 小人 変ホ短調
03. 第2プロムナード 変イ長調
04. 古城 嬰ト短調
05. 第3プロムナード ロ長調
06. テュイルリーの庭(遊びの後の子供たちの口喧嘩)ロ長調
07. ビドロ 嬰ト短調
08. 第4プロムナード ニ短調
09. 卵の殻をつけた雛の踊り ヘ長調
10. サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ 変ロ短調
11. 第5プロムナード 変ロ長調
12. リモージュの市場 変ホ長調
13. カタコンベ-ローマ時代の墓 イ短調
14. 死せる言葉による死者への呼びかけ ロ短調
15. 鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤーガ イ短調
16. キエフの大門 変ホ長調

  ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」
richter_mussorgsky.jpg
- FG-94 Side-A -

01. 第1プロムナード 変ロ長調
02. 小人 変ホ短調
03. 第2プロムナード 変イ長調
04. 古城 嬰ト短調
05. 第3プロムナード ロ長調
06. テュイルリーの庭
   (遊びの後の子供たちの口喧嘩)ロ長調
07. ビドロ 嬰ト短調
08. 第4プロムナード ニ短調
09. 卵の殻をつけた雛の踊り ヘ長調
10. サムエル・ゴールデンベルクと
   シュムイレ 変ロ短調

- FG-94 Side B -

11. 第5プロムナード 変ロ長調
12. リモージュの市場 変ホ長調
13. カタコンベ-ローマ時代の墓 イ短調
14. 死せる言葉による死者への呼びかけ ロ短調
15. 鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤーガ イ短調
16. キエフの大門 変ホ長調

演奏    : スヴャトスラフ・リヒテル
レコードNo. : FG-94(M)
録音    : 1958年ブルガリア・ソフィアにおける
        演奏会実況録音=1958/02/25



共通テーマ:日記・雑感