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BGM: メータ / ストラヴィンスキー バレー音楽《春の祭典》 [睡夢庵のBGM]

【BGM: メータ / ストラヴィンスキー バレー音楽《春の祭典》】

今日はメータの指揮でストラヴィンスキーのバレー音楽《春の祭典》。
これは数ある《春の祭典》の録音の中でも最右翼に挙げられているものです。 録音そのものも良いですが、響きが豊かで雄渾な演奏です。

『イゴーリ・ストラヴィンスキー』(Igor Fyodorovitch Stravinsky, 1882/06/17-1971/04/06没)、旧ロシア帝国オラニエンバウム(現ロモノソフ)生まれの作曲家、指揮者、ピアニスト。 ディアギレフから委嘱を受けて作曲したバレー音楽《火の鳥》、《ペトルーシュカ》、《春の祭典》で知られる。 当初は法律家を目指し大学に入るが、在学中に作曲家になる意思を固め、1902~8年迄リムスキー・コルサコフに師事し作曲法と管弦楽法を学ぶ。 1908年自作曲《幻想的スケルツォ》、《花火》が初演され、これがロシア・バレー団の主宰者である、セルゲイ・ディアギレフに認められる。 これを契機に1910年ディアギレフの委嘱により《火の鳥》を創作、パリ・オペラ座で初演、大成功を収める。 1911年の《ペトルーシュカ》も成功に終わる。 1913年の《春の祭典》はパリ初演と共に賛否両論の渦を起こし、一躍若手の革命的作曲家として名を刻まれることになる。 1914年第一次世界大戦勃発とともに居をスイスに移すが、1917年のロシア10月革命により故国の土地は革命政府に没収されてしまう。 1938年には長女を、翌年には妻と母を失い、又折からのナチ政権下では前衛的な作風は嫌われていたこともあり、アメリカへ亡命する。 アメリカではハーバート大学で一時教鞭をとっていた。

『ズービン・メータ』(Zubin Mehta, 1936/04/29-)、インド・ボンベイ生まれの指揮者。 父親はバイオリニストであると共にボンベイ交響楽団の指揮者を務めており、メータは幼少より父親より音楽教育を施されていた。 1954年ウィーン国立音楽大学に留学、ハンス・スワロフスキーに師事する。 1958年リバプールで行われた国際指揮者コンクールで優勝、一躍世界の注目を浴びる。 1959年にはウィーン/ベルリン/イスラエル・フィルを指揮しデビューを果たす。 1961-67年モントリオール交響楽団、1962-78年ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務める。 辞任後ニューヨーク・フィルハーモニーの音楽監督を1981年迄務める。 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団は1968年以来音楽顧問を務め後に終身音楽監督となっている。 管弦楽分野のみならずオペラでも膨大なレパートリーを誇っており、また、大きなイベントを纏め上げる手腕は高く評価されており、2008年第20回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門賞を受賞している。
  mehta_stravinsky_sla1023.jpg
発売日: 1971
LONDON/キングレコード
LP-No.: SLA-1023
ストラヴィンスキー バレー音楽《春の祭典》
- SLA-1023 Side 1 -
01. 15人の器楽奏者の為の8つのミニアチュア
指揮: スービン・メータ
演奏: ロスアンジェルス室内合奏団

バレー音楽《春の祭典》
02. 第1部 大地礼賛/Adoration of the Earth(昼)
 1 序奏
 2 春のきざし-乙女達の踊り
 3 誘拐
 4 春の踊り
 5 敵の都のひとびとのたわむれ
 6 賢人の行列
 7 大地へのくちづけ
 8 大地の踊り

- SLA-1023 Side 2 -
01. 第2部 いけにえ/The Sacrifice(夜)
 1 序奏
 2 乙女達の神秘的つどい
 3 いけにえの賛美
 4 祖先の呼び出し
 5 祖先の儀式
 6 いけにえの踊り

指揮: ズービン・メータ
演奏: ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団



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