BGM: ボスコフスキー/喜歌劇「こうもり」全曲 [睡夢庵のBGM]
【BGM: ボスコフスキー/喜歌劇「こうもり」全曲】
今日はヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇《こうもり》全曲、ウイリー・ボスコフスキー指揮のウィーン交響楽団&ウィーン歌劇場合唱団。 この序曲部は独立して演奏される事も多いので、皆さんも耳にしておられると思います。
このレコードは、ウイリー・ボスコフスキーが指揮するオペレッタを一つ手に入れておきたいと思い購入したものです。 この出だしの序曲部・・・派手さ、華麗さはありませんが、もう艶やかで洒脱なボスコフスキーの世界が始まります(^^) 3幕仕立て、このレコードには全体の歌詞対訳が役を振ってついていますので、誰が歌っているかを知ることも出来、まったくドイツ語が分からない私でも場面を想像しながら楽しめます。 ロザリンデのアンネリーゼ・ローテンベルガー、アデーレのレナーテ・ホルムスのソプラノも首を竦めなければならない高域がほとんどないこともあり、その美しい声を楽しめます。
ウイリー・ボスコフスキーは1955年から1979年迄ウィーン交響楽団が行う「ニューイヤー・コンサート」の指揮者を勤めており、ワルツ、J・シュトラウスの演奏では右に出るものはいないといわれていた指揮者です。 元々はヴァイオリニストであり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンマスを長く勤めた人ですね。 ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」の様子はNHKのテレビでも紹介されていますので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。 ウインナー・ワルツの演奏ではその洒脱な演奏は他では味わえないですね。 ヴァイオリンを片手に指揮をする様子を目にした方もおられることでしょう。
オペラ/オペレッタの差は? オペレッタは喜歌劇と訳されますが、単に喜劇的要素を持つ歌劇という意味ではありません。 モーツアルトの「フィガロの結婚」などの様に喜劇といってよい歌劇は他にもありますが、この時期のものをオペレッタに含めることはありません。 オペレッタは19世紀半ば、オッフェンバックによってパリで始められた喜劇的歌劇(オペラ・ブッファ)の流れを汲むものを指します。 これはオッフェンバックの流れを汲むフランスのオペレッタ、オッフェンバックの影響下でオーストリア・ウィーンで生まれたもの、同様イギリスでうまれたものの三者だけに冠されます。
フランスではオッフェンバックの《天国と地獄》、《ダフニスとクロエ》、メサジェ《ヴェロニク》、ルコック《アンゴ夫人の娘》、ウィーンではレハールの《メリー・ウィドウ》、《ルクセンブルグ伯爵》、J・シュトラウスⅡの《ジプシー男爵》、《こうもり》、スッペの《ボッカチオ》、《軽騎兵》、イギリスではサリバンの《ミカド》などなど・・・ イギリスでこれがミュージカルになり、アメリカへ渡り・・・といった流れです。
これは映画にもなっています。 1972年のドイツ映画、カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団
このレコードのCD盤が未だ手に入るです。
1997/10/16発売 東芝EMI TOCE-9550
今日はヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇《こうもり》全曲、ウイリー・ボスコフスキー指揮のウィーン交響楽団&ウィーン歌劇場合唱団。 この序曲部は独立して演奏される事も多いので、皆さんも耳にしておられると思います。
このレコードは、ウイリー・ボスコフスキーが指揮するオペレッタを一つ手に入れておきたいと思い購入したものです。 この出だしの序曲部・・・派手さ、華麗さはありませんが、もう艶やかで洒脱なボスコフスキーの世界が始まります(^^) 3幕仕立て、このレコードには全体の歌詞対訳が役を振ってついていますので、誰が歌っているかを知ることも出来、まったくドイツ語が分からない私でも場面を想像しながら楽しめます。 ロザリンデのアンネリーゼ・ローテンベルガー、アデーレのレナーテ・ホルムスのソプラノも首を竦めなければならない高域がほとんどないこともあり、その美しい声を楽しめます。
ウイリー・ボスコフスキーは1955年から1979年迄ウィーン交響楽団が行う「ニューイヤー・コンサート」の指揮者を勤めており、ワルツ、J・シュトラウスの演奏では右に出るものはいないといわれていた指揮者です。 元々はヴァイオリニストであり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンマスを長く勤めた人ですね。 ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」の様子はNHKのテレビでも紹介されていますので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。 ウインナー・ワルツの演奏ではその洒脱な演奏は他では味わえないですね。 ヴァイオリンを片手に指揮をする様子を目にした方もおられることでしょう。
オペラ/オペレッタの差は? オペレッタは喜歌劇と訳されますが、単に喜劇的要素を持つ歌劇という意味ではありません。 モーツアルトの「フィガロの結婚」などの様に喜劇といってよい歌劇は他にもありますが、この時期のものをオペレッタに含めることはありません。 オペレッタは19世紀半ば、オッフェンバックによってパリで始められた喜劇的歌劇(オペラ・ブッファ)の流れを汲むものを指します。 これはオッフェンバックの流れを汲むフランスのオペレッタ、オッフェンバックの影響下でオーストリア・ウィーンで生まれたもの、同様イギリスでうまれたものの三者だけに冠されます。
フランスではオッフェンバックの《天国と地獄》、《ダフニスとクロエ》、メサジェ《ヴェロニク》、ルコック《アンゴ夫人の娘》、ウィーンではレハールの《メリー・ウィドウ》、《ルクセンブルグ伯爵》、J・シュトラウスⅡの《ジプシー男爵》、《こうもり》、スッペの《ボッカチオ》、《軽騎兵》、イギリスではサリバンの《ミカド》などなど・・・ イギリスでこれがミュージカルになり、アメリカへ渡り・・・といった流れです。
これは映画にもなっています。 1972年のドイツ映画、カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団
このレコードのCD盤が未だ手に入るです。
1997/10/16発売 東芝EMI TOCE-9550
発売日:記載なし 録音日:記載なし ANGEL/東芝音楽工業 LP No.:EAA-90032/3 | |
Johann Strauss Ⅱ Die Fledermaus 喜歌劇《こうもり》 -EAA-90032 Side-1- 01. Overture <序曲> 02. 第1幕 (ウィーンに於けるガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン氏の一室) -EAA-90032 Side-2- 01. 第1幕の続き 02. 第2幕 (オルロフスキー公爵家の舞踏会) -EAA-90033 Side-3- 01. 第2幕の続き -EAA-90033 Side-4- 01. 第3幕 (刑務所の内部、刑務所長の事務室) - 配 役 - アイゼンシュタイン(地主)ニコライ・ゲッタ(テノール) ロザリンデ(その妻) アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ) アデーレ(召使い) レナーテ・ホルム(ソプラノ) オルロフスキー公爵 ビリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ) アルフレッド(声楽教師) アドルフ・ダルラボッサ(テノール) ファルケ(公証人) フリードリッヒ・フィッシャー=ディスカウ(バリトン) フランク(刑務所長) ワルター・ベリー(バリトン) イーダ(アデーレの妹) ゼンタ・ヴェングラーフ(語り) フロッシュ(牢番) オットー・シェンク(語り) ブリント(弁護士) ユンゲル・フェルスター(テノール) イワン(公爵の下男) ゲルト・W・ディーベリッツ 指 揮 :ウイリー・ボスコフスキー ウィーン交響楽団 合唱指揮:フランツ・ゲルシュターケル ウィーン国立歌劇場合唱団 |