つぶやき: わたしの花粉症対症療法 [睡夢庵 日々徒然]
【つぶやき: わたしの花粉症対症療法】
もうすぐ「花粉症」のシーズン到来ですね。 私は既にすこし怪しくなってます。 朝晩グシュグシュ。 家を新築しましたが、余り効果はなかった様です(^^;) また、憂鬱な時期を過ごさねばならない・・・
私は未だ花粉症という言葉がない時代に発症してしまいました。 1966年の初夏、バスに乗っている時に鼻の奥にツンとした痛みが走った途端、水の様な鼻水がツーと流れ、鼻をかんでもかんでも出続けるというのが最初の症状でした。 後になって考えて見ますと症状が顕在化する前年春から暫く鼻風邪の様な状態が続き、内科・耳鼻科通いをしました。 当時行った耳鼻科等ではその症状を知らず、鼻炎・蓄膿症の薬剤による治療をされ、その副作用で瞳孔拡散を起こした事もありました。
発症の年の冬、外科を開業していた義兄の処を訪ねた折に相談した所、既にアレルギー性鼻炎の事を知っており、第1世代の抗ヒスタミン剤レスタミンの投与受けました。 ただ、これは他の方の様に眠くもならない代わり、余り効きませんでした。 当時私にとっては、冷たい水で顔を洗う方が即効性のある対処療法でした。 花粉症の外的な症状はヒスタミンの働きで鼻粘膜が鬱血した結果鼻水が出ているので、この鬱血を抑える事が出来れば症状の改善が望めると思って採った処置です。 確かに一時的に即効的効果はあるのですが、すぐに顔の皮膚が脱脂状態になってしまいますので続ける事が出来ないのが難点でした。
私の症状は
E・H・エリックのクリネックスの宣伝と同じで「なぜにこの辛さ」
クシャミと鼻水が止まらなくなるというものです。 その直前鼻の奥が
ツンとしたりチクと痛みが走ります。 そしてほぼ毎日の様に鼻血・・
その条件は
・ 温度が23℃のラインを下から上、上から下に切る
・ 杉・ブタクサ・稲科の雑草の花粉の飛ぶ時期
温度に関しては加齢と共に反応が鈍くなって来ており大分救われていますが、茅や稲科の一部は逆に肌にその葉が触れただけで反応が出る様になって来ています。 1昨年は殆ど1年中怪しい状態が続きましたので、反応する物質が増えたのでしょうね。
花粉症やアレルギー性喘息は、わたしの周囲の方の状態や私自身の経験から、上記の様なアレルゲンは副次的な物で、空気が汚れが最大の原因だと感じています。 というのは、私の友人の少し重いアレルギー性喘息持ちの方は、仙台の先の山の中の工場(周りは杉の巨木ばかり)に転勤した処、一切の症状が消えてテニスが出来る程に回復したが、4半期毎の報告の為に埼玉に帰ってくると東北新幹線白河辺りから症状が出始め、薬を服用せねば呼吸困難を起こしそうになると言っていました。 また、もう一人の重度の花粉症持ちも長野・松本の先に転勤したら症状が消えたと言っていましたし、私自身も昔は東松山の森林公園に行くと鼻がスッと通って呼吸が楽になっていました。 杉の真下でもなんともなく・・・最近では秩父廻りで甲府に抜けた際や榛名山に行った時も途中から呼吸が楽になるのを経験しました。
昔義兄や紹介された医者に言われたことですが、「アレルゲンが少なく空気の綺麗な東北、北海道、沖縄に移住するしか症状から逃れるのは無理」な様です。
最近空気中に含まれるカーボン、タールが触媒フィルタや燃焼技術のせいかより微粒子化しているように思われます。 十数年前に、長野の山奥のニホンザルの肺にもディーゼルカーボンと思しき塵埃が沈着しているという報道を見て暗然となったのですが、最近自宅の吸気ファンのフィルタ見てゾッとして・・・それに車のフロントグラスや雨の後に付く黒いカーボンの流れが以前よりネットリと張り付き取り辛くなっています。 これはカーボン、タールの微粒化が原因だろうと感じています。
その後、ポララミン、ペリアクチン、エバステルと世代を追って薬も変えましたが余り効果がなく、セレスタミンになってやっと薬効がありました。 しかし、これは途中で包装が変わったと思ったら、急に鼻腔内粘膜や上顎粘膜の平滑化、創傷治癒障害、ホルモン異常を感じ、医者に確認したら副腎皮質ホルモンとの複合薬でベタメタゾン・dが含有されている事が分かって慌てて中止。 これ以降は医科用薬の抗ヒスタミン剤/抗アレルギー剤の使用を中止し、市販の風邪薬に切り替えています。
《抗ヒスタミン剤の種類》
《副腎皮質ホルモンの副作用》
私が最後に使用していた製品名「セレスタミン」に配合されている合成副腎皮質ホルモンはべタメタゾン・dと呼ばれるものです。 現在これとα-マレイン酸クロルフェニラミン酸が配合された薬剤は「ビヘルス」、「エンペラシン配合」、「クロコデミン配合」、「クロコデミン配合」、「サクコルチン配合」、「セレスターナ配合」等と言った名称で抗ヒスタミン剤として出ています。
「セレスタミン」の副作用を調べたところでは私が経験した症状以外にも脈拍亢進、血圧上昇、にきび、内出血、脱毛、毛深くなる等といった多数の症状が掲げられていました。
当時調べた際のメモには「べタメタゾン・d (0.75mg/3錠/日量限界5-8mg)」、免疫低下/肌が乾燥する、創傷治癒障害、皮膚非薄化、ホルモン異常等とも書いていました。 その中に光に当ると湿疹が出来るという記載もありました。 その他にも最近感じるのは、顔の皮膚が斑状に赤くなる、部分的なしびれ、傷が治り難い、皮膚が薄くなる、異常に汗をかく、みみずばれになり易い、むくみ、筋肉痛といった処が服用当時から出ていたなという事です。 これらの症状はその服用を中止して10年以上を経過した現在でも治っていません。 只、これらの症状はアレルギーによる症状にも当て嵌まる部分があるので、どちらが原因かの特定が難しいですね。
私が合成副腎皮質ホルモン製剤の副作用に気付いたのは、ベタメタゾン吉草酸エステルという皮膚外用合成副腎皮質ホルモン製剤でです。 これは鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤の名目で湿疹・皮膚炎の治療薬として使われており、商品名は「リンデロン」の名称で呼ばれ、即効性があるとして重用されています。 怪我の治療の補助薬としてこの薬を処方された際、皮膚硬化・平滑化、発毛、赤疹等が出た為です。
同様の症状に疑念を抱き、医者に確認したところ、同じ群が含まれているのを知り、吃驚して服用を中止した訳です。
抗体注射による減感療法等も行いましたが、殆ど効果がありませんでした。 同じ内科医院に埼玉に移ってからずっと行っていましたので、最後には医者に「出せるものがないよ」と言われてしまい、仕方なく自分で編み出したのが、風邪薬の転用です。
《風邪薬の転用》
一般の風邪薬にも医科で処方される薬剤と同等の成分が含まれていますが、副腎皮質ホルモンが含まれているものはまずありません。 現在の風邪薬の殆どには抗ヒスタミン剤が何らかの形で含まれていますし、消炎剤等も配合されています。 顆粒の物を選べば、服用量のコントロールも可能になります。 といった理由から一般的に飲まれているいろいろな風邪薬や鼻炎薬の配合剤を調べ、アレルギー性鼻炎に効きそうな物を試した結果、私にはパブロン・ゴールドA顆粒が最も効果があり、かつ使い易いのでもう10年以上これを使っています。
・ 風邪の症状と区別がつかない場合にも使える。
・ 顆粒なのでその時の症状を抑えられる程度に用量をコントロール出来る。
・ 医科用の単一製剤に比べ、薬剤の服用量が抑えられるので副作用が出難い。
その為胃をやられずに済み、ある程度症状に合わせた服用を続けられる。
《パブロンゴールドA顆粒の成分》
出来れば朝・晩の2包位で押さえられればベターでしょう。 若しくは1/4~1/2量を朝・昼・帰宅後・就寝前に飲むという減量法もあります。 症状が顕在化する前に効果がある最低量から服用を開始するようにしています。
もうすぐ「花粉症」のシーズン到来ですね。 私は既にすこし怪しくなってます。 朝晩グシュグシュ。 家を新築しましたが、余り効果はなかった様です(^^;) また、憂鬱な時期を過ごさねばならない・・・
私は未だ花粉症という言葉がない時代に発症してしまいました。 1966年の初夏、バスに乗っている時に鼻の奥にツンとした痛みが走った途端、水の様な鼻水がツーと流れ、鼻をかんでもかんでも出続けるというのが最初の症状でした。 後になって考えて見ますと症状が顕在化する前年春から暫く鼻風邪の様な状態が続き、内科・耳鼻科通いをしました。 当時行った耳鼻科等ではその症状を知らず、鼻炎・蓄膿症の薬剤による治療をされ、その副作用で瞳孔拡散を起こした事もありました。
発症の年の冬、外科を開業していた義兄の処を訪ねた折に相談した所、既にアレルギー性鼻炎の事を知っており、第1世代の抗ヒスタミン剤レスタミンの投与受けました。 ただ、これは他の方の様に眠くもならない代わり、余り効きませんでした。 当時私にとっては、冷たい水で顔を洗う方が即効性のある対処療法でした。 花粉症の外的な症状はヒスタミンの働きで鼻粘膜が鬱血した結果鼻水が出ているので、この鬱血を抑える事が出来れば症状の改善が望めると思って採った処置です。 確かに一時的に即効的効果はあるのですが、すぐに顔の皮膚が脱脂状態になってしまいますので続ける事が出来ないのが難点でした。
私の症状は
E・H・エリックのクリネックスの宣伝と同じで「なぜにこの辛さ」
クシャミと鼻水が止まらなくなるというものです。 その直前鼻の奥が
ツンとしたりチクと痛みが走ります。 そしてほぼ毎日の様に鼻血・・
その条件は
・ 温度が23℃のラインを下から上、上から下に切る
・ 杉・ブタクサ・稲科の雑草の花粉の飛ぶ時期
温度に関しては加齢と共に反応が鈍くなって来ており大分救われていますが、茅や稲科の一部は逆に肌にその葉が触れただけで反応が出る様になって来ています。 1昨年は殆ど1年中怪しい状態が続きましたので、反応する物質が増えたのでしょうね。
花粉症やアレルギー性喘息は、わたしの周囲の方の状態や私自身の経験から、上記の様なアレルゲンは副次的な物で、空気が汚れが最大の原因だと感じています。 というのは、私の友人の少し重いアレルギー性喘息持ちの方は、仙台の先の山の中の工場(周りは杉の巨木ばかり)に転勤した処、一切の症状が消えてテニスが出来る程に回復したが、4半期毎の報告の為に埼玉に帰ってくると東北新幹線白河辺りから症状が出始め、薬を服用せねば呼吸困難を起こしそうになると言っていました。 また、もう一人の重度の花粉症持ちも長野・松本の先に転勤したら症状が消えたと言っていましたし、私自身も昔は東松山の森林公園に行くと鼻がスッと通って呼吸が楽になっていました。 杉の真下でもなんともなく・・・最近では秩父廻りで甲府に抜けた際や榛名山に行った時も途中から呼吸が楽になるのを経験しました。
昔義兄や紹介された医者に言われたことですが、「アレルゲンが少なく空気の綺麗な東北、北海道、沖縄に移住するしか症状から逃れるのは無理」な様です。
最近空気中に含まれるカーボン、タールが触媒フィルタや燃焼技術のせいかより微粒子化しているように思われます。 十数年前に、長野の山奥のニホンザルの肺にもディーゼルカーボンと思しき塵埃が沈着しているという報道を見て暗然となったのですが、最近自宅の吸気ファンのフィルタ見てゾッとして・・・それに車のフロントグラスや雨の後に付く黒いカーボンの流れが以前よりネットリと張り付き取り辛くなっています。 これはカーボン、タールの微粒化が原因だろうと感じています。
その後、ポララミン、ペリアクチン、エバステルと世代を追って薬も変えましたが余り効果がなく、セレスタミンになってやっと薬効がありました。 しかし、これは途中で包装が変わったと思ったら、急に鼻腔内粘膜や上顎粘膜の平滑化、創傷治癒障害、ホルモン異常を感じ、医者に確認したら副腎皮質ホルモンとの複合薬でベタメタゾン・dが含有されている事が分かって慌てて中止。 これ以降は医科用薬の抗ヒスタミン剤/抗アレルギー剤の使用を中止し、市販の風邪薬に切り替えています。
《抗ヒスタミン剤の種類》
原料名 製品名 | 薬効 | 副作用 |
第一世代抗ヒスタミン剤 | ||
塩酸ジフェンヒドラミン レスタミン | 鼻水に効く/鼻づまりは駄目 | 眠気、口の渇き |
フマル酸クレマスチン タベジール | 鼻水に効く/鼻づまりは駄目 | 眠気、口の渇き |
α-マレイン酸クロルフェニラミン酸 ポララミン | 鼻水に効く/鼻づまりは駄目 | 速効性/眠気、口の渇き |
塩酸シプロヘプガジン (抗ヒスタミン/抗セロトニン) ペリアクチン | 鼻水に効く/鼻づまりは駄目 | 速効性/眠気、口の渇き |
第二世代抗ヒスタミン剤 | ||
エバスチン エバステル | クシャミ、鼻水、皮膚のかゆみ等 | 副作用は軽い/即効性/持続性 |
合成副腎皮質ホルモン/抗ヒスタミン複合剤 | ||
べタメタゾン・d+ α-マレイン酸クロルフェニラミン酸 セレスタミン | クシャミ、鼻水、皮膚のかゆみ等 | 免疫低下/肌が乾燥する |
《副腎皮質ホルモンの副作用》
私が最後に使用していた製品名「セレスタミン」に配合されている合成副腎皮質ホルモンはべタメタゾン・dと呼ばれるものです。 現在これとα-マレイン酸クロルフェニラミン酸が配合された薬剤は「ビヘルス」、「エンペラシン配合」、「クロコデミン配合」、「クロコデミン配合」、「サクコルチン配合」、「セレスターナ配合」等と言った名称で抗ヒスタミン剤として出ています。
「セレスタミン」の副作用を調べたところでは私が経験した症状以外にも脈拍亢進、血圧上昇、にきび、内出血、脱毛、毛深くなる等といった多数の症状が掲げられていました。
当時調べた際のメモには「べタメタゾン・d (0.75mg/3錠/日量限界5-8mg)」、免疫低下/肌が乾燥する、創傷治癒障害、皮膚非薄化、ホルモン異常等とも書いていました。 その中に光に当ると湿疹が出来るという記載もありました。 その他にも最近感じるのは、顔の皮膚が斑状に赤くなる、部分的なしびれ、傷が治り難い、皮膚が薄くなる、異常に汗をかく、みみずばれになり易い、むくみ、筋肉痛といった処が服用当時から出ていたなという事です。 これらの症状はその服用を中止して10年以上を経過した現在でも治っていません。 只、これらの症状はアレルギーによる症状にも当て嵌まる部分があるので、どちらが原因かの特定が難しいですね。
私が合成副腎皮質ホルモン製剤の副作用に気付いたのは、ベタメタゾン吉草酸エステルという皮膚外用合成副腎皮質ホルモン製剤でです。 これは鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤の名目で湿疹・皮膚炎の治療薬として使われており、商品名は「リンデロン」の名称で呼ばれ、即効性があるとして重用されています。 怪我の治療の補助薬としてこの薬を処方された際、皮膚硬化・平滑化、発毛、赤疹等が出た為です。
同様の症状に疑念を抱き、医者に確認したところ、同じ群が含まれているのを知り、吃驚して服用を中止した訳です。
抗体注射による減感療法等も行いましたが、殆ど効果がありませんでした。 同じ内科医院に埼玉に移ってからずっと行っていましたので、最後には医者に「出せるものがないよ」と言われてしまい、仕方なく自分で編み出したのが、風邪薬の転用です。
《風邪薬の転用》
一般の風邪薬にも医科で処方される薬剤と同等の成分が含まれていますが、副腎皮質ホルモンが含まれているものはまずありません。 現在の風邪薬の殆どには抗ヒスタミン剤が何らかの形で含まれていますし、消炎剤等も配合されています。 顆粒の物を選べば、服用量のコントロールも可能になります。 といった理由から一般的に飲まれているいろいろな風邪薬や鼻炎薬の配合剤を調べ、アレルギー性鼻炎に効きそうな物を試した結果、私にはパブロン・ゴールドA顆粒が最も効果があり、かつ使い易いのでもう10年以上これを使っています。
・ 風邪の症状と区別がつかない場合にも使える。
・ 顆粒なのでその時の症状を抑えられる程度に用量をコントロール出来る。
・ 医科用の単一製剤に比べ、薬剤の服用量が抑えられるので副作用が出難い。
その為胃をやられずに済み、ある程度症状に合わせた服用を続けられる。
《パブロンゴールドA顆粒の成分》
成 分 | 含有量 | 効 能 |
アセトアミノフェノン | 300mg | 喉の痛み、発熱、頭痛 |
リン酸ジヒドロコデイン | 8mg | 咳中枢に働く非麻薬性鎮咳剤 鎮痛、鎮静効果 |
dl-塩酸メチルエフェドリン | 20mg | 気管支拡張効果、抗アレルギー効果 |
グアイフェネシン | 41.67mg | 去痰剤/非麻薬性中枢性鎮咳剤 |
塩化リゾチーム | 20mg | 消炎酵素剤/炎症による腫れを和らげ 痛んだ組織の修復を促進する 但し卵白抽出製剤なので 卵アレルギーには禁忌薬 |
マレイン酸カルビノキサミン | 2.5mg | 第一世代抗ヒスタミン剤 風邪による上気道炎にも効果 |
無水カフェイン | 25mg | 脳神経に興奮的に作用し、眠気、 疲労感を取り、鎮痛効果をもつ。 |
ビスイプチアミン (ビタミンB1誘導体) | 8mg | 風邪の時に消耗しやすいビタミン |
リボ不ラビン (ビタミンB2) | 4mg | B群の補給 |
出来れば朝・晩の2包位で押さえられればベターでしょう。 若しくは1/4~1/2量を朝・昼・帰宅後・就寝前に飲むという減量法もあります。 症状が顕在化する前に効果がある最低量から服用を開始するようにしています。
2011-01-08 08:42